ショーイング・アップの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『ショーイング・アップ』に投稿された感想・評価

4.0
光の映画だった。画面いっぱいに溢れる自然光と淡い影、それだけで見ていられた。
自然そのものの持つ清々しい空気感と人物達の間に流れる心地好い空気感の両方を存分に楽しめる。
ya
3.6
アーティストのストレスフルな日常を静かに描いた作品。

鳩が飛んでいく話。

地味な作品が多いケリー•ライカートの諸作の中でもひときわ起伏がない一本。

とはいえ、アーティストゆえの創作のプレッシャーに悩むミシェル•ウィリアムズが、周囲との折り合いも含めてどう着地点を見出すか…

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ライカーとは静かに見せる。芸術を生活よりも上におかず、ただ淡々と見せる。語るんじゃなくて、見せる。「小道具」だった鳩が、最後の飛翔で主役になって、これは鳩の回復の物語だったんだと気づく。鳩が飛ぶこと…

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Coordi
3.7
散々グロいといわれたハトに対して、次第に変化していく。
変わらないものなんてないのかもしれない。
もしろ変わってたまるかとあまりにも我をはると、いずれ無理がしょうじ、だいじにいたるのかもしれない。

ケリー・ライカート、2022年。

不機嫌なリジー。真面目なリジー。
几帳面なリジー。

素晴らしいな。
手垢のついた可哀想なもの達を丁寧にスクリーンから拭い去った。
言葉に出来ない豊かさだけが爽や…

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r
3.8

自分でもよく分からないけどなぜかケリーライカートの作品がかなり好き。
ハラハラドキドキもしないしなんならちょっと退屈で眠くなるような、遠くの存在の日常生活を眺めているだけなんだけど最後には登場人物に…

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3.7
良い作品を作る人って、才能があると見られがちだけど、どれだけ向き合えているかだと思う。
とんでもなく愛おしい作品。
Kyo
-

主人公のリジー、いちいち気付いたり気にかけたりしちゃう性格みたいだから、どうしても損な役回りを引き受けてしまっているようにも映る。

(追記)
人形の窯焼きをしてくれた人、アンドレ3000だったのか!

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