ハーティー 森の神に投稿された感想・評価 - 2ページ目

「ハーティー 森の神」に投稿された感想・評価

桃龍

桃龍の感想・評価

3.5
『ジュラシック・パーク』の恐竜を象に置き換えた映画。
と言ったら言い過ぎか。1作目の病気のトリケラトプスは、生きた象をベースに造って撮ったんじゃなかったっけ。

象たくさん出てきて凄い。
ただし、インド映画として致命的なことに、サリーをまとった美女が出てこない。象の群れの中からナウシカみたいに出て来てほしかった。
さらにダンスもなくて残念。
話が支離滅裂でとっちらかり、何度もぶれ、本筋がなんなのかわからないまま長時間だけ浪費されるカオスぶり。
観るべき部分が全然ない。

「森の神」スミトラナンダン(ラーナー)と、W主人公となる若き象遣い・シャンカル(シュリヤー・ピルガオーンカル)が、物語で全く関わり合わない。
スミトラナンダンはただ怒り狂う人としか描かれず、シャンカルはひたすら馬鹿。
アニマトロニクス+CGのゾウの演技も同じような挙動が続いて冗長。

同じ話、同じフィルムを使って、80分くらいで面白い編集ができるのになぁ……
と思いました。
【堂々とした象】

一時期和歌山に住んでたことがあります。
和歌山の紀州弁スピーカーは「ざじずぜぞ」が「だぢづでど」になるんですよね。

例えば、南海電車に「特急サザン」ていうのが走っているんですけど、和歌山出身の車掌さんがアナウンスすると「特急サダン」になります。
「サザンオールスターズ」だって、「サダンオールスターヅ」になるわけです。
また、ある日、地元の蕎麦屋さんに入って、壁に貼られてるメニューを見て笑っちゃったのが、「だるそば」って書いてあるんですよね。
そんな紀州弁の笑い話なんですけど、和歌山県人に「象の銅像」と言わせると「どうのどうどう」になるっていうのがあります。

さて、今作は、はっきり言って、象が主人公です。
「バーフバリ」の宿敵ラーナー・ダッグバーティが主演するアクションアドベンチャー超大作ってことで鑑賞しました。
彼自身がプロデューサーも務め、役作りのために15キロも減量して挑んだらしいです。

勧善懲悪を絵に描いたような映画です。
良い人はトコトン善良だし、悪い奴はとんでもなく邪悪です。
緑豊かな森を守り「森の神」と呼ばれる男vs金儲けを目論む都市開発業者
という構図だけにとどまらず、政治家、軍部、ゲリラ集団、象使い兄さんなどが絡んできて見応えがあります。

そして、インド映画らしい人間たちの大袈裟な演技よりも、象たちの繊細な演技に感心しきりです。
堂々とした象にゾクゾクします。
紀州弁で言うと、
どうどうとしたどうにドクドクします。
AKR345

AKR345の感想・評価

2.5
カメラワークでちょっと酔ってしまった

直球の環境保護、動物保護を訴えてるのはいいんだけど、どこに重点置きたいのか分かりづらい
みぽち

みぽちの感想・評価

3.2
象🐘たちが暴れ回るアニマルパニック映画かと思わせるようなB級シーンが一番面白かった🤣👏予備知識全く入れずに観たので、冒頭のシーンを観て、象🐘たちが自分勝手な人間を襲って復讐していく話かと思っていたら🤪、途中からシリアスな展開にガラリと変わりびっくり。自分たちのエゴのため、象や森林のことは一切考えずに開発を進めようとしていく人間と、それを手伝う極悪警官たちに立ち向かう森の神(?🤣)と象使いetc…警官が容赦なく人を殺していくのでゾッとしてしまう描写もあったが、因果応報なラストはスッキリ🚽
ただ、歌とダンス全くないのもあるのだが、尺がとにかく長すぎる😭このストーリーなら92分ぐらいで綺麗にまとめられたのではないのかと思う🤣
おやつ

おやつの感想・評価

3.6
バラーのイメージが強いけど、ラナさんがちゃんと熟年齢の不思議な人ですごかった
体格というか肩幅がしっかりある方なので後ろ姿のカットが多かったのもあって役にはまっていたと思う

想像通りの展開ではありつつ、色々な裏切りがあったり長尺なだけあって展開がわりとあったような
結構引き込まれました
いくつかの勢力が絡み合って最後こういう結末へ…という感じでした
プロパガンダ色が強いのかなぁと思ってたけどそこまででもないかな

おじさんの人物が多いと見分けられなかったりするのですが、この作品はどのおじさんも特徴的で見分けつきやすかった

ゾウとかサイはかなり怖い動物というのは知っていたけどものすごい統率取れててCGもリアルでした

ゲリラ勢が入ってきたり、腐った警察が出てきたりするからか思ってもない角度からエグみのある描写があったりして、それはどちらかといえば悪い意味で驚いた

陽気なゾウ使いのあんちゃんが裏主人公というか、そんなことになる!?という不思議な人だった

インド映画あるあるなのかわからないけど、政治家と警察が腐っているというのはあるあるなのか…?
もしくはそういう描き方をすることが支持を集めるコツなのか?
日本人の価値観で見ると毎回驚く点ではあります


あの村長おじさん、バーフバリの時の強火モブおじさんだったんですね
通りで見たことあるような…?ってなるわけだ!
なんてこった。

ラーナーさんの演技はとっても良い。けど、他が…。
yukiko

yukikoの感想・評価

3.5
「バーフバリ」でバラーラデーヴァを演じたラーナー・ダッグバーティ氏、バラーラデーヴァとは全然違うキャラで、すごい俳優だなぁと思った。

ピュアな野人。
あえて正義のヒーローじゃない役作り、そしてあの深い眼差しに引き込まれた。

野生動物っぽい動き、強そうなのにズルい人間に騙されてしまうワキの甘さ、直情的に吠える野獣のような怒り。
象たちに誤解されてしまった時の、ニンゲン相手には絶対見せなさそうな、子供のような傷ついた悲しみの表情にちょっと泣きそうになった。

踊らないけれど、いろいろインドらしい。
冒頭のファンタジー感から想像するよりはかなり重めの展開、西洋的な感覚の環境保護映画を想像していたら、なんじゃこの脚本は…と思わないこともないけど、このカオスともいえる振り幅がインド映画らしいとも思う。
海外向けに作ってる作品ではない感じだし。異文化体験。

ただ、直接的な表現ではなかったけれど、アルヴィの受けた仕打ちは生々しすぎてショッキングだった…。
(映倫区分Gだけど、子供向け象さん映画ではない…)

象は穏やかで優しい動物というイメージ(動物園でしか見たことないから)だったけど、この映画に出てきた象たちからは、荒々しい怒りが感じられたのも新鮮だった。

チャラい登場のシャンカルは、何なんだ君は…とはじめは呆れ気味で観てたけど、途中から怒涛の激重展開で、いろいろ取り返しのつかなさにかわいそうになってしまった。

「バーフバリ」ファンにはおなじみ、お祝いおじさん(ハリスチャンドラさん) が今作でも最前列の熱い民として存在感のある役だったのは良かった。

杖の忘れ物を届けてくれた小学生、どんだけ必死で追いかけてくれたんだろう!と思ったら愛おしくて、映画の中で一番心なごんだ。
161分貸切。
 
ハーティーっていう森の神様がいるのかと思ったらそうじゃなくて、ハーティーが象って意味なんか……人名は全部さっぱり覚えれんかったです。
 
象の群生地の所有者、政府の要職含む森林開発事業者、森に潜伏する反政府ゲリラ、風来坊の象使い、悪徳警官、近所の村落、新聞記者。
対立構図が無駄に乱立しててとっ散らかりっぷりがヤバかったけど、それはそれとしてシーン単位では見応え充分でダル面白かったです……よ?
 
とにかく主人公の森の神が会話による意思疎通不能の既知の外すぎて、結局全部こいつの話聞かなさっぷりが招いてるよなぁ……ってなるので、政府や警察組織の腐敗云々は盛込んでも軸がブレるだけな感じでした。
 
象も人も死ぬけどよくよく考えると本筋と関係ないトコで無駄に死にまくってるのがなんとも無情で。
大スクリーンでたっぷり大自然と象を堪能できたとはいえさすがに160分超えはしんどかったかな?という具合です。
 
……木登りファイト、必要か?
“森の神”と呼ばれる男が、野生のゾウたちと暮らす森を守るために立ち上がる。
先日開催されていたIMW2022の最中に一般公開が情報解禁された今作。IMWで毎回顔を合わせて仲良くなったインド映画ファンの方と「楽しみですねー」ってお話をしてたけど、正直ジャケ写の雰囲気を見た感じ「配給さんも中々攻めたチョイスをしてるなぁ…」といった印象でした。いざ蓋を開けてみると…
ストーリー上、自然環境、動物達の保護と土地開発の対立というメインの骨子があるのだけれど、そこに山岳ゲリラや“森の神”とは別の“象遣い”が絡んできて、内容がとっ散らかって散漫になってしまっていた。特に象遣いの立場がフラフラで、しかも結構重要でとんでもない事をしでかしているにも関わらず本人にその自覚が無いので、とてもイライラさせられた。そして“森の神”も途中、誤解からゾウに敵と見做され襲われそうになるという情け無い展開。あれだけ街の人達に「ゾウの気持ちがわかる!」みたいな感じで豪語していたくせに…とか思ってしまった。それと名作「カッコーの巣の上で」を彷彿とさせる“ロボトミー”なシーンがあって、それはある意味見もの。更にはインド映画ではデフォルトとも言える、インド政財界と警察の腐敗、クズっぷりがもう胸糞悪くなる。
劇中、ゾウの気持ちを表現するためか、ゾウの目のクローズアップショットが多用されているのだけど、ぶっちゃけ、それ見てゾウの心象なんて全然わからないし、もっと言えば、その目がとても不気味で怖くてしょうがなかった。

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