丹下左膳餘話 百萬兩の壺に投稿された感想・評価 - 55ページ目

『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』に投稿された感想・評価

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tjZero

tjZeroの感想・評価

5.0

大名の秘宝のありかが刻まれた古くさい壺が、素浪人、矢場の女将、孤児の少年、恐妻家の殿様を結びつけていく。
ニヒルなダークヒーローのはずだった丹下左膳が、子どもへの情愛に目覚める…という大胆な発想の物…

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壺を巡る争いに巻き込まれる一匹狼の浪人、丹下左膳の活躍を描くシリアスな作品かと思いきや、江戸の町の人々を描く人情喜劇の快作だった。
片腕、隻眼の丹下左膳。そのイメージから豪快な立ち回りやニヒルなアン…

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壺をめぐって見えてくる人間の卑しさと人情をユーモアと感動で描いてくれるハートフル人情時代劇だ。

①2014.10.19@新文芸坐
②2017.1.4@早稲田松竹
③2019.11.8@新文芸坐
④2020.11.1@EXシアター六本木(4Kデジタル復元・最長版)(第33回 東京国際映画祭)
⑤…

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このレビューはネタバレを含みます

凄いテンポ。夫婦漫才も楽しめる。
沢村さん、津川雅彦さんに受け継がれたのかな?と感じられる。
VOL. 2 P171
mo2ko.

mo2ko.の感想・評価

4.3
血生臭い刀をもつ丹下左膳でも、愛人に嫉妬はするし、坊主に優しかった。コミカルな調子で描かれた作品からは登場人物の人間らしさが伺えて、現代でも十分楽しめるものだった。

いわゆるサイレントからの、やたらと走って、やたら斬りまくる丹下左膳を想像すると肩すかしをくらう。そして自分もそういうのを想像していた。
実際は、とんでもなくチャーミングな映画だった。

劇伴が多用さ…

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出てくる人全てが可愛くて楽しい。左膳と女将の子煩悩さにはほっこりする。笑いも笑わせてやろうというものではなくて、予定調和だが期待にしっかりこたえてくれるもので、分かってるんだが笑ってしまう。大きな幸…

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こまつ5

こまつ5の感想・評価

3.9
テンポの良さ、ユーモアもいいし、背を向けた招き猫、矢場の大当たりでジャランジャランといろんなものがぶら下がり落ちてくる場面等々、初めて見るのに妙に懐かしさを覚える、大好きな映画でした。
恐妻家で子煩悩な侍の小市民コメディ。山中貞雄の脱力感にはニンマリしちゃう。@DVD
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