現存する山中貞雄作品で最も古い本作、丹下左膳シリーズを伊藤大輔からバトンタッチした作品でもある
百萬兩の在処が示されている壺を巡って丹下左膳と柳生一門の争いが描かれる
被写体への視線誘導が上手くここ…
丹下左膳も山中貞雄も初めて。まず隻眼隻腕の用心棒という時点で男心くすぐり度Max。これがシャンクスの原型かなと思ったがどうやらそうではないらしい。伝統的な逆手のフリオチと大胆な省略の相性が抜群で、抱…
>>続きを読む山中貞雄作品、初鑑賞。
演者がわからないですが、当時では豪華な演者が出演していたような、個性溢れる役者が沢山出てますね。
笑いもあり、丹下左膳のイメージがガラッと変わった作品でした。
豊悦でリメイク…
現存する山中貞雄監督3作品では最も初期で、かつ牧歌的な作品。
やっていることはマクガフィンのお手本みたいだ。
子育てパートの「2コマ漫画」の反復。この古典映画の簡潔さと、監督の持ち味であるモダンな軽…
劇場でこんなに笑ったのは初めてかもしれない。百万両の壺を巡った大活劇にコメディーが散りばめられているエンターテイメント。スペクタクル的な筋書きだが、根幹には家族愛をテーマにした小市民的な人間ドラマが…
>>続きを読む話や場面の展開や笑いのテンポも軽快で、戦前の時代劇とは思えない、なんともモダンで良くできた喜劇。ここまで笑いの“ツボ“が合った映画は初めてかもしれない。無駄な説明など無く、言動でさらっと人物造形を完…
>>続きを読む戦前の映画なので音が割れてて所々台詞が聞き取りにくかったが劇場で観られただけでありがたい。パルシネマさん、ありがとうございます。
執拗な前フリ、天丼ギャグと現在の笑いにも通じる演出。時代劇ではあるけ…
撮り方がとにかく上手い。達磨を達磨として撮るのではなく、和室の床にポツンと置いたままの達磨が、部屋を出てショットが変わった後でも意識され続け、再び同じ画角に戻っても存在している予定調和と、蹴られた後…
>>続きを読むはじめに、サイレントからトーキーの流れを追い、考えてこと感覚的に書ければと思う。
今作を通して、その場の情緒を緩やかに表現するサイレント映画に付属された音楽と、その場で実際に「鳴る(っているとみせ掛…
© 日活