人生の追想録なので、20代の自分にはあまり心に刺さるものがなかったが、程よい緊張感が終わりまで漲っていた点はグッド。
メモ
博士の母は生きながら屍。死よりも恐ろしい。博士の息子は生きながら死んでる…
死にながら生きようとする母の醜さ、生きながらにして死んでいるイサクの醜さ
そして息子エヴァルドが抱える人生への吐き気
野いちごはもうない、それは秘密の場所、慰みものにしていた少年時代(エゴイズムの…
夢と現実を行き来しながらゆっくりと枯れていく老医師。ヴィクトル・シェストレム監督の名演が光る。
夢の中で昔の忘れたかった経験や一種のトラウマが錯綜して幻想的。たぶん本当の夢もこんな感じだと思う。若か…
死を前にして人生を振り返るのが、「第七の封印」と題材似てるけれど、こっちの方が主人公の人生についてなだけにわかりやすかった。「第七の封印」みた後だからかな、あっちは宗教観だったけれど、今回はその人の…
>>続きを読む・ふーんと思いながら見たが、一緒に見ている人が村上春樹や濱口竜介による引用を指摘していてさらにふーんとなった
・普通に名誉博士号も取得するし息子嫁とも和解するし、拍子抜けといえば拍子抜け
・イーサク…
人生を扱った作品。目の前に「死」があるから、人生を振り返るわけだけど、モノクロだからこそ、「死」を効果的に演出できてるように感じた。カラーだと「死」の恐怖心や不気味さをここまで演出できないんじゃない…
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