秘花の作品情報・感想・評価

秘花1971年製作の映画)

製作国:

上映時間:70分

3.2

『秘花』に投稿された感想・評価

脚本は荒井晴彦、足立正生。飯田橋佳作座で観た。シネマヴェーラ渋谷の若松特集で再見。若松作品は、駿河台の南明座でもよく掛かっていたが、大学の多いコヤ名ので、やはり学生のファンのリクエストがあったと思わ…

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我路
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1977年 4月 5日 富士映劇
併映:鉄砲玉の美学
  :天使の恍惚
一
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海辺の廃船。若松プロお得意の屋外限定空間を使った節約術。全共闘がダメになり、三島由紀夫が自決し、『死にたい女』『噴出祈願』と同じく厭世モード全開。途中、吉沢健のフラッシュバックとして『狂走情死考』の…

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20-59
若松孝二プロダクションミニシアター応援基金

荒涼とした砂浜、逆巻く海、打ち捨てられた廃船、燃え上がる船、そんで貞操帯。

空っぽのストーリーに恐るべき画ぢから。
あらすじ・感想のちほど。
良くも悪くもアクが強め
でもだんだん観ている内に哀しい気持ちになってきた。
点数はまだ迷っている。
さっ
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強風で波立つ砂浜と、そこに横たわる廃船、棒のような人物たちのロングショットがカッコイイ! 昏睡状態の女を輪姦して去っていく男たちのバイクが無音なのは最凶。ラストの船の燃えっぷり、絶叫する横山リエも…

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スクリーンで若松孝二作品観るのは初めてかもしれない。ちょっと哀しい気持ちになった。「私妊娠してるの」とヘソを見せる横山リエの退廃的エロが良かった。
3.5

生きてるのは寒いって表現凄いしつかっていきたい。
あと心中ならふやけてていいんじゃないかなとかヤマ場のシーンにパンチラインを集めた構成良かった。
テーマ曲的なのがあったら傑作だった気がするけど。
貞…

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心中したい理由、シチュエーションなどすべて現在ではあり得ない設定なので一歩引いて観たが、男女の心情の移り変わりの表現は良かった。
海岸線、陸の端。波打ち際足を浸ける人間、その叫び。尖った廃船は難破船かそれとも未航か。生きる理由が無いから死ぬのか死ぬ理由が無く生きるのか。燃える廃船、貞操帯。

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