いわゆる会話劇は好きではないのですが
引き込まれて視聴
しかし犯行に至ったまでの経緯や情動など
背景を聞くにつれ、私には理解し難いと感じた
そしてあの微笑みの意味はなんだろうか
ラストのニーナシモン…
終始ほぼ法廷でのシーンで構成された静かな映画。変に回想シーンなどで証言を事実として断定させないのが良いなと思った。「被告人の人間性に当てられてしまう傍聴人」という状況が「この映画とそれを観ている自分…
>>続きを読む“彼は尋ねた 私の子か?と
私は答えた 私の子よ、と”
なんてかっこいい言葉!痺れました
生後15ヶ月の赤ちゃんを置き去りにし、殺人罪に問われているロランスは
セネガルからフランスに留学し、教養…
・小さな劇場でしかやってなくてなかなか見に行けなかった作品
・あまり見ない構成で場面もほぼ法廷
・なのにどうしてこんなに面白いんだ
・セネガルにもフランスにも受け入れられないことの辛さ
・教授の差別…
このレビューはネタバレを含みます
少しヘドウィグ・アンド・アングリーインチのテーマにも似ていた。
親から離れたかったからにしろ理想を抱いて留学したのに、結局半端ものとしてフランスにもセネガルにも属せない姿に胸が詰まる。女教授の態度は…
このレビューはネタバレを含みます
終盤の弁護人の言葉を聞いて、気づいたら涙が出ていた。私の中に母が、母の中に私がいる。
優秀で夢を持った女性ロランスが、周囲の無意識の搾取や圧、差別に追い詰められ、ついには自己肯定感が底をつき、自分の…
この作品はあくまで被告(ロランス)の我が子殺害の裁判という形をとってはいるが、監督が伝えたいことは、また、別のもっと大きな問題であって、決して判決がどうなるのかは関係ない処に存在している。変な言い方…
>>続きを読む不思議な観点。
被告人が主人公ではなく、それを傍聴す作家が主人公。
裁判も事実だけをスラスラ読み上げでいくのでそれも怖いな。
途中、被告人がニヤと微笑むシーンが強烈過ぎる。
その後、感情失禁する主…
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