このレビューはネタバレを含みます
親が子が自立する前の年齢において子供の相談に乗れる存在でなければ、子はよそに助けを求めて苦難に陥ってしまうということを考えさせられた。
主役は赤ちゃん殺しの事件の裁判の傍聴に来たラマで、裁判のシーン…
正直ワシにはあんまり刺さらなかった作品
実際の裁判を基に制作されているらしく、確かにリアリティはかなりある。
どの法廷ドラマにも言えることだけど、会話がメインになっているので事件の様子や人物の心情…
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『私が伝えたいのは詩ではなく科学です。女性が妊娠すると母親の細胞と遺伝子が胎児に移る。これは双方向で行われ、胎児の細胞も母親の臓器に混ざる。子の細胞が母親の脳から足先まで宿ります。出産を終えても、た…
>>続きを読む実際にあった事件の法廷ものということで、サスペンス映画かと思って見始めたが、全く違うヒューマンドラマ。
ドキュメンタリー映画監督のアリス・ディオップさんが、実際に傍聴した裁判をかなり忠実に再現し、自…
私たち女は怯えている。
人生は別の女が残した隘路をなぞる道しかないことを。
そしてさびしくも思い、安堵もする。
そこに完璧な模倣の道はないのだということに。
ふとすれ違っただけの他人に己を見る。
…
法廷劇であり、母と娘の話であり、フランスに住む知識層のアフリカ系女性の生きづらさの話だった。
フランスに多く住むアフリカにルーツを持つ人たちのことは、その歴史と現在のこと、もっと勉強したい。
日本に…
-------私のスコア基準-------
★5 : 最高!人生に影響を与えるレベル。
★4 : 文句なしに面白い、考えさせられ、なんども見たくなる。
★3 : まあまあ面白いが微妙なところもある。…
いわゆる会話劇は好きではないのですが
引き込まれて視聴
しかし犯行に至ったまでの経緯や情動など
背景を聞くにつれ、私には理解し難いと感じた
そしてあの微笑みの意味はなんだろうか
ラストのニーナシモン…
終始ほぼ法廷でのシーンで構成された静かな映画。変に回想シーンなどで証言を事実として断定させないのが良いなと思った。「被告人の人間性に当てられてしまう傍聴人」という状況が「この映画とそれを観ている自分…
>>続きを読む“彼は尋ねた 私の子か?と
私は答えた 私の子よ、と”
なんてかっこいい言葉!痺れました
生後15ヶ月の赤ちゃんを置き去りにし、殺人罪に問われているロランスは
セネガルからフランスに留学し、教養…
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