このレビューはネタバレを含みます
終盤の弁護人の言葉を聞いて、気づいたら涙が出ていた。私の中に母が、母の中に私がいる。
優秀で夢を持った女性ロランスが、周囲の無意識の搾取や圧、差別に追い詰められ、ついには自己肯定感が底をつき、自分の…
この作品はあくまで被告(ロランス)の我が子殺害の裁判という形をとってはいるが、監督が伝えたいことは、また、別のもっと大きな問題であって、決して判決がどうなるのかは関係ない処に存在している。変な言い方…
>>続きを読む不思議な観点。
被告人が主人公ではなく、それを傍聴す作家が主人公。
裁判も事実だけをスラスラ読み上げでいくのでそれも怖いな。
途中、被告人がニヤと微笑むシーンが強烈過ぎる。
その後、感情失禁する主…
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サバルタンについて考えるにあたって必要な映画かなぁと思って観た。法廷劇、苦手すぎる。むずかしい。こんなの見ると自分は子供絶対に育てられないなぁと思う。
さいしょデュラスの講義から始まっているのが象徴…
いい意味で起伏のない静かな法廷劇でした。
被告人と傍聴席と重なり合う人生に
これからの子育て不安になる女性にかなり刺さりそうな内容と思いました。(自分は男なのでなんとなく😅)
最後のシーンで母と…
「なぜ生後15か月の娘を殺したのか」投げかけられる問いへの答えはなく、被告の置かれた境遇や社会問題に終始する法廷ドラマそのものは繊細で緊迫感のあるものでした。
けれどその問いが浮かんだままだったの…
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