ピエール・ゴールドマンは、1969年にパリのリシャール・ルノワール大通りで2人の薬剤師を殺害した罪を問われた。7年後、二審の法廷が開かれ、ゴールドマン側の弁護は、冤罪であると主張するが、、、。
息…
第6回映画批評月間にて。
実際の事件を辿る再現法廷劇。主人公ゴールドマンは、強盗は自供したものの、殺人についてはあくまで否認している。一審で目撃証言をもとに無期懲役を受けた後の二審。どうやらその根…
画面に映っている人物達を、例えピントの合ってないエキストラだろうと演出する。そんなあまりに基本的、故に難しいことに忠実で嬉しくなる。証人達も皆いい顔してる。そして最後には主人公である弁護士の信念に命…
>>続きを読むカンヌ監督週間2023
ピエールゴールドマンの裁判第二審をストイックに描き切った裁判映画
一つも外の様子がわからない、カメラが外に出ない本気の裁判映画で、シーンのほとんども裁判の様子をただただ描く…
複数の強盗事件の罪は認めるも、薬局で起きたとある殺人事件だけは冤罪だと主張する男…。こんなあらすじ聞いちゃったら、あの映画の阿部サダヲの顔がよぎっちゃうけど、もちろん全然違う映画だった。
フランス…
フランスの法廷が現在でもこのような演劇的空間なら小っ恥ずかしい。大げさな修辞の弁舌が西洋の伝統なのかずいぶんコッテリとしたものだ。
映画の手法はあっさりとしている。基本的に法廷内の発言のみで構成され…
©Séverine Brigeot