ありがちな、お涙頂戴映画ではないが、
実話を元にしたストーリーだからこそだろう。
冒頭の幼児期のシーンは
「可哀想」感を持たせるもので、いい印象は受けなかったけど、
青年期からは、気持ちよく見られ…
見えてたものが見えなくなり
聞こえてたものが聞こえなくなる
それでも、言葉があって、点字、そして指点字があった。すごい。想像もつかない事だけど、触覚嗅覚味覚その他の感覚が研ぎ澄まされ、ピアノに身体く…
失明後、「まだ耳があるから」と希望をもった末に失聴。【視覚】【聴覚】と失って自ずと【触覚】がコミュニケーション手段になったわけだけど、絶望と孤独の真っ只中にいる状態で触れる対象が人間だったときのイン…
>>続きを読む目が、耳が、見えなく、聞こえなくなっていき、やがて触れる(触れ合う)だけの世界に閉じられていく(そして開かれていく)人物の物語を、目で見て、耳で聞くことだけで表現する映画として描く。その在り方自体の…
>>続きを読むカフカの『変身』で、グレゴールがなぜ毒虫になったかについての解釈を聞き、身に迫る思いがした。後天的に盲ろう者にかなった智の実体験に基づいているため…。
あと、母親の令子に憎まれ口をたたく智の生意気…
2022-36
ゆっくり丁寧にたどっていくので智と母に感情移入しまくり
過程は心が締め付けられるけど、最後は生きることに対する楽しさとか、希望とか、人に対しても優しい気持ちになれるような、とても素敵…
受験勉強の様子とかもっと詳しく観たかった場面はあるけどこれでも113分あったのか…。福島智さんについてもっと詳しく知りたくなった。
エンドロールの英語訳や日本語字幕付き上映など色んな人が観れるように…
光と音を失ってしまった少年が盲ろう者初の大学進学をするまでを描いた物語。
息子が幼い頃は過保護になりがちだったが、息子が高校生になった頃には過度に甘やかしたりはせず、対等に接するようになった母親。…
©THRONE / KARAVAN Pictures