第35回東京国際映画祭 鑑賞第7作『1976』
【備忘】
男性優位社会に抑圧される女性の、自尊心とアイデンティティーを守ろうと苦悩する姿を通して、独裁政権という政治体制における女性の地位や、ブルジョ…
チリの独裁政権下、反体制派の人々を匿う富裕女性を主人公に、当時の社会に根差していた恐怖を描いた力作。当然こうしたテーマの作品は多くあれど、ピノチェト政権下の話はなかなかメジャー映画では観られないので…
>>続きを読む独裁政権下でのある一人の女性に襲いかかる恐怖を描いたサスペンス…。なんだけど全然サスペンス出来てなかった(笑)
政治的な描写は邪魔になるっていうヒッチコックから脈々と続くサスペンスの方程式に則った…
ピノチェト独裁政権下における日常に潜む恐怖を描きつつ、サスペンス映画としての見応えも抜群。色彩や音響の1つ1つにもこだわりや意図が感じられ、映画という総合芸術として完成度が非常に高い。
ぜひもう一度…
ピノチェト独裁政権下のチリで思いがけず反政府派の青年を囲うことになり、身に危険が迫る主婦の物語。超地味だけど、サスペンスな演出で平和な暮らしに急に訪れた緊張感を主人公と一緒に体感できる。
何かあり…
第35回東京国際映画祭にて
カメラが主演の女優を常に映し続けているため、彼女の、徐々に恐怖に侵食されていく心の揺れ動きが画面越しに強く伝わってきた。
また、音楽が効果的に使われていて、物語全体を不…
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