事故で視力を失った西村。
小さな港町で伯母に面倒を見てもらいながら静かに日々の生活を送っている。
とにかく流れている時間がすごくゆっくりで心地良い。
目が見えないといういわゆるハンデを背負う西村…
このレビューはネタバレを含みます
五感が研ぎ澄まされた。
情報過多で窮屈な現代において
人や物は絶え間なく移り行き変化する。
もしかしたらそれにしがみ付くことに必死で盲目になっているのは私達なのかも。そんなことを、海や空、タバコの…
目が見えないからこそ、人の気持ちが見えてしまう男が、知らず知らずのうちに、人を変えていく物語。
人の内にあるものがどう外へ表れるか(もしくは、表れないか)を知り尽くしているかのような、卓越した洞察…
本が凄く良かった!!
透明人間・手というキーワードがしっかり効いている。
視覚障害者にとって部屋を暗くするのは考えれば当たり前だが、この映画においてその行為が意味を持たせてるようにも思えた。
前を見…
芳則のちょっとした表情の変化が、声の変化が、ちょっとした仕草が、気になる。ついつい目で追ってしまう。
私はどれだけ相手を視れているだろうか。
小さな世界で生きる窮屈さは共感できる。
去られる寂しさ…
この映画を見て思ったのは、主役は何もしようとしなくていいんだと言うこと。
ちゃんと周りに反応していれば、あとは見る人が勝手に想像してくれる。何かやるのは想像を邪魔しかしない。
唯一運転のシーンのみ、…
【リアリティ】
ドラマティックな展開があるわけではない。
ただ、好感度の高い作品だった。
伊豆の漁港。
吸収合併される漁協。
障がいのあるなしに関わらず変化する環境、廃れる街。
その中で生き…
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