二人の息子の作品情報・感想・評価

『二人の息子』に投稿された感想・評価

IMAO
4.0

千葉泰樹の割と後期の作品。彼の映画は多分『女の闘い』しか観たことがないので、その演出に一貫性があるかどうかはわからないが、とても堅実な作り。でも僕はこの作品は、松山善三の脚本の映画だと思って観ました…

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釜足ファミリーに降りかかる災い、そしてそれを克服する小さな幸せ。長男役の宝田より、次男坊の加山の方が苦労を背負い込んでいる。
5.0
2024ワースト

これまで観た千葉泰樹の中では2,3位のベスト級

闇成瀬の傑作群と比肩する、松山善三脚本

宝田・加山の兄弟、良い顔合わせ

久しぶりの藤木悠成分をたっぷりと

田浦正巳、同日に観た『真夜中の処女』…

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3.5

千葉泰樹特集にて。松山善三らしく、悲劇を重ねて最後にほんの少しの希望をもたせる構成。どの考え方が正しいということはないが、ただ母親の人生には同情を覚えた。それにしても宝田明はホステスと一緒になる役が…

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3.0

親父が仕事をクビになり、一家に貯金もなく、負の連鎖で崩壊していく貧しい家庭の悲痛なドラマ。無情にも程がある。黒澤明の天国と地獄が63年だから、当時こういう格差問題は結構当たり前にあり、なかなか深刻だ…

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むこ
3.5
物語の内容的にはまさに地獄絵図なのだが、千葉泰樹監督らしい対比構造を見事にとりこんだ職人的な演出で観いってしまう!
こ
4.2
このレビューはネタバレを含みます

千葉泰樹リスペクトのため鑑賞したが脚本もやばすぎた〜.......
生活、金、しあわせって、
首括ろうとおもったことはないから(幸せだったとおもう)
こどもが選べる時代がくるかな
どの子がすき?

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4.5
よくできた話だった
自分の生活を守るサラリーマンと、他者依存の家族が衝突する負の連鎖
「生活力のない親は、親じゃないのか?」
刺さった

作品のトーンからして自動車事故の迫力が唐突に来てびっくりした。それが良かった。

老年の非運な人生も恐ろしいが、それ以上に恐ろしいのはサラリーマンの日常のような現実での駆け引きの緊張感。代書屋で老人…

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