明日は月給日の作品情報・感想・評価

「明日は月給日」に投稿された感想・評価

さっ

さっの感想・評価

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なんか登場人物めっちゃいる。ほんのりミュージカル。最後ちょっと経済ドラマになってた。飲み屋街のセットすごい。店狭っ!彼女の父親と恋敵が落語家っていいな。高島屋地下の特殊食堂
mingo

mingoの感想・評価

3.6
仕事で嫌な出来事があったため映画に集中出来なかった…川島の語りの世界観が存分に出ているとは思った。ラスト家族みんなで縁側に座るシーンはまさに松竹家族ドラマに相応しいエンディング。店の中は「カレーライス」なのに外の看板は「ライスカレー」だったがどっちが正解?
未見だった松竹時代、初期の作品。核家族育ちの現代人にはやや複雑に感じるこの戦後の雑居大家族、川島雄三版サザエさんだ。沢山出てくるキャラクターやエピソードに軽妙な笑いが絡んで、家族映画としてもサラリーマン映画としても上手くまとまっている。川島雄三と落語の関係も既にこの頃から。
2回見ないと分からなかった。情報が多くて、見るのが大変。
日守新一が父親の大家族の物語。メインは次男の高橋貞二の結婚話と、経理課長の父親の仕事の話。

間に嫁いだ次女、高橋貞二の恋人・紙京子の父親と弟子、亡くなった長男の妻・幾野道子の話などが絡む。

メインの話がなかなか進まず、恋人たちはけんかしてばかり。登場人物が続々増え(最初に家族が紹介されるのに、日守・高橋以外はメインの話に絡まない)、話は広がるばかり。

先が早く知りたいのでイライラする。クライマックスでメインの二つの話の決着が着く。よくこんな変な構成考えるよなあと感心する。この監督の「銀座二十四帖」に似てると思う。

登場人物もモブも多くてにぎやか。ゲスト出演のような人もいる。紙京子の父と弟子は落語家、三男の人(と多分ガールフレンドも)は歌手、四女は名前も分からない。

映像的には、高島屋の屋上にいる象、高島屋を駆け抜ける高橋貞二、幾野道子の店と隣の店(ミステイク)がつながるカットなどが良かった。 

「松竹映画百周年記念 ホームドラマの系譜」
@シネマヴェーラ
松竹映画100周年特集8本目

面白かった。
へそくりが奥さんに見つかって朝からあーだこーだ言ったり、給料日が近いので銀行から社員の給料を引き出して"明日の月給日の金だぞー"とか言って会社の金庫にお金詰めるところとか時代を感じる。

笑える場面が多かったけど、中盤と後半のテープレコーダーで大坂志郎がいっぱい食わされる場面は笑えた。

大円団で終わるのも松竹大船って感じでした。
高橋貞二主演のホームドラマ、川島雄三監督作品

【あらすじ】
石原家は大家族
父母(日守新一&英百合子)に長男(故人)の嫁(幾野道子)とその幼い息子
次男(高橋貞二)に、三男三女(バイト学生)、その下にも3人の子供がいる10人家族
(幾野道子は新橋で飲み屋をしておりたまに帰ってくる)
長女夫婦(望月優子&渡辺篤)はお隣住まい、次女夫婦(井川邦子&大坂志郎)は大阪で暮らしている

未亡人の幾野道子には再婚話がもちあがっている(結局亡夫の友人須賀不二夫とくっつく)
長女夫婦は普段は仲良しだが夫婦喧嘩は派手、望月優子が渡辺篤を尻に敷いている
次女夫婦は井川邦子が家出してきて大坂志郎が追いかけてくる、月給日袋をそのまま渡さないのが気に入らないらしい

主人公の高橋貞二は落語家の娘(紙京子)と結婚を考えている

そんな家族を中心としたホームドラマ、月給日を前後しての騒動を描く

【感想】
家族が多くて賑やかで楽しそうで幸せそうで羨ましくなる映画
お父さん役の日守新一はもう1人の主人公だと思う
お父さんが品があって優しい人格者だから子供たちもいい子なんだろうなぁって思わせる
特に何があるってわけじゃない地味なお話、地味な出演者たちだけどこういうの好きです

あとは当時なら当たり前なんだろうけど月給は手渡し、銀行から全員分のお金を束でもらってくる
毎回こんなことしてたんだよね、銀行にしても会社にしても凄い労力、そしてあぶなっかしい
でも、だからこそいろんなドラマが生まれるんですよね

この映画にしても会社の業務で使う現金を優先して月給日に現金が足りなくて払わない、なんてのがまかり通るんだから凄い、みんなブーブー文句は言うけど受け入れるしかないのが凄い
今だったらこんなおだやかでは済まないよね、訴訟もんだよ
楽しい映画。
この主題歌は戦前生まれのご老人なら、口ずさめるのでは?ストーリーはいささかチープではあるが、テレビもない時代こんな軽いタッチの映画、キャッチーな主題歌が気楽でよかったんでしょう。
フランスコメディーを思わせるオシャレさ、大家族のあるあるなんか共感できたのかな?
戦死した息子の嫁の小料理屋に家族が入れ替わり立ち替わり相談にやってくる。性格もよく、綺麗なお嫁さん。東京物語の原節子を思わせる。この立場の女性は多かったのでしょうか。
松竹ならではのアットホームないい映画でした。
タイトルから受けた印象通りの、軽くて楽しくてほっこりできるお話でよかった。

「明日〜はうれしい月給日〜」って主題歌、つい口ずさみたくなる。
三四郎

三四郎の感想・評価

3.5
快作だが、なんとな〜く間延びしているような…。家族、兄弟姉妹、それぞれにスポットライトを当てているからかしら。ただ幸せな温かい気持ちになる映画で良かった。朝の食事シーンで四男のトメオが読んでいる雑誌の表紙がヴィヴィアン・リー(違うかも?)だったり、高橋貞二と紙京子が街の映画館前を通り過ぎるシーン『美女ありき』のポスターがあったり、川島監督の作品には何処かしらに洋画が登場する!これを見つけるのがまた面白い!
この映画で初めて幾野道子と井川邦子の顔と名前が一致したが、高島屋で働きはじめた三女のスエコが一番美人で可愛く見えたのは私だけだろうか?美少女だが、名前もわからないし、松竹の他の作品にも出ていないような気がする。

科白の「お隣のミステイク(店名)の娘さんですの」には笑えた。
桂小金治は失恋するわけだが、紙京子の父でもある師匠に「いやぁ、薄情な師匠だと思うかもしれねぇが、この道ばかりは親の自由にはならねぇからなぁ(略)夫婦ってものは惚れあって一緒にならなくっちゃ上手くいかねぇからなぁ。女にフラれるのも落語家にはいい勉強だぁ」と言われ「師匠!辛い勉強ですねぇ、これはまったく…」このシーン、あっさりサッパリしていて粋に思えた。慰めの言葉ではないから桂小金治が「哀れ」に映らないのだろう。これが江戸っ子の語りの妙なのかなぁ。
ザ・最高。こういう映画が毎日観たくて名画座に通っております。
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