たったいま、『だれかが歌ってる』拝見しました。開始一分から涙が流れ、終わりには滂沱のありさま。
これは、晩期高齢者のいま、ひたすら涙もろくなっていることだけでは説明のつかないショットの力だと確信して…
あるメロディーにいろんな人のいろんな思いが当てはまって不思議と口ずさむ 子供は大きな声で歌う
決してドラマティックじゃなく、普通の日常にあるちょっと嬉しいとかちょっと楽しいとかっていう感情を切り取…
移動を繰り返していくにもかかわらず、人物はフレームの外からの鼻歌に反応することに重きが置かれ、その先延ばしが映画をフラットにしていることは理解しつつも、それだとフィクションの化学反応に接近することは…
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