アイルランドの田舎町で暮らすコットは、大家族の中にも学校にも居場所がなく孤独な日々を送っていた。ある夏、母親の妊娠を機に、コットは会ったことのない親戚の家に預けられることになり‥
幼く心が柔らかい…
コットが家に帰った時、母親も父親も姉妹たちも、抱きしめることもなければ「おかえり」もなかった。
郵便受けまで走って鍛えられた脚で、必死にアイリンとショーの車を追いかけて、
1回目の「パパ」は若干…
上質な映画だった!
最初はコットのあまりのウィスパーボイスにびっくりした。
音楽が少なくて、お芝居だけで時が流れていくのが静かで心地いい。
最初の前置きも少なめだし、言動の説明もあまりなくて、観てい…
2024年ベスト、
ひいてはここ10年観た中での
ベスト映画に相当する作品。
つい感情的になってしまった怒鳴り声も、
そっと置かれた一枚のクッキーも、
力いっぱいの抱擁も、
全ては大きな大きな愛…
◉先の展開が分かっていても涕涙は不可避。全くノーマークだった本作は、結果的に2024年のMY BEST映画に。
◉1981年、アイルランドの片田舎。家族の愛情を十分に受けられない9歳の寡黙な少女コ…
鑑賞日時:2025年8月16日
鑑賞方法:U-NEXT
鑑賞数:2025年133本目
──古い日記帳を偶然開いたとき、インクが薄れていても、その時の空気や感情がふっと蘇る。『コット、はじまりの夏…
『何も言わなくていい。沈黙は悪くない。』
このセリフがとても良かった。
心通わせた3人の日々をとても丁寧に描いていて、居場所を見つけたコットの無邪気な笑顔で走るあの姿に感動する。ラストの走りは涙なし…
ラストで自然と涙が溢れた。観賞後も温かく切ない余韻に浸れる作品。美しい情景が今の季節とリンクして、心が洗われました。
静かな映画なのに、コットの表情が変わっていく様子が丁寧に描かれていて、すごく感情…
© Inscéal 2022