夏の終わりに願うことのネタバレレビュー・内容・結末

『夏の終わりに願うこと』に投稿されたネタバレ・内容・結末

病気療養中の父と久しぶりの再会を果たした少女の一日を描くメキシコのヒューマンドラマ。

弱った姿を見られなくないが故に、余命僅かだからこそ残された時間を家族で過ごすのではないというところが切ない。
子どもはわかる、奥さんにも自分が苦しむ酷い姿を見てほしくないんだな、準備をして辛さを一時的に封印して、元気な自分だけを覚えててほしいのかなと思った、愛しい

夏を通して1人の少女の成長を描く話はたくさんあるが、この話にまとわりつくのは「死」。あやしげな霊媒師を呼んで回避できるように願ったり、より良い死を祈ったり。そんな後に始まるパーティー、本当の願いは叶…

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 文化は全く違いますが、子供の頃に感じた余命僅かな家族との最期の独特の雰囲気が生々しく想起されました。
 怪しい霊媒師を呼んだり、現実的なトナの治療で揉めたりと、迫る別れにどう向き合えばいいのか分か…

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去年の夏頃公開と同時に見ました。

彼女が笑う時はその裏に何があろうとも優しい心を感じた時だけで、
でもどこか自分にとって良くない事が迫っている、と言うことを
もうすでに受け入れ始めているような表情…

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「僕が願うことは、ないかな」という台詞のさみしさ

或る旅先にて、ふらっと寄ったミニシアターで上映していた一本。
夏の終わりの9月下旬、旅行疲れとフェリーに乗るために飲んだ酔い止めの効き目が強すぎたせいで、鑑賞の途中で眠ってしまった。
映画館で眠った…

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寂しい映画だった。大好きな人がいなくなるとわかっていること、わかっているのに会いたい時に会えないこと、本当は甘えたいのにお姉ちゃんと扱われること、成長する時に感じるもどかしさが表されていると感じた。

「パパが死にませんように」きっとソルが最後に願ったこと。というより、この映画で描かれた1日中おそらくソルが願い続けたこと。家族の愛を感じる度に、会話の端々から分かる変えられない現実を憎む。死はいつか…

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避けられない悲しみに蓋をする祝宴。子供は無垢で乗りきれない。解放のパフォーマンス。父親は正直に諦める。父の隣で子供はろうそくを見つめる。たしかな灯火。周りの音が聞こえなくなる。轟音。火の音?誰もいな…

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