女型を演じることについて坂東玉三郎が語り、役のために顔を塗る姿をカメラがとらえるとき、フィクションの世界が現実を侵食する。
作中の『黄昏芸者情話』の悲しくも甘美なノスタルジーと大野一雄の舞踏に心打た…
国宝を観てから、坂東玉三郎に惹かれて。
まさかこんなに早くこの映画を劇場で観れるとは。
最近、なにかに対してつきつめている方に出会うと、いろんな感情が強くでてくるのだけど、その中でも突出して大きい…
”不可能であることを知る事によって客観的になれる”
自分は女ではないけども、男の目で女を演じてきた。客観視して女の理想を演じる、細かな所作を見つけ表現する、だから玉三郎さんが演じる女性には並々ならぬ…
「劇場に行かない?」
「国宝」をみたからにはみておかねばならない、とおもってみた。歌舞伎に造詣はほぼ皆無と言ってもいいが、それでもわかるすさまじさ。ああ、「これ」か、とおもった。舞台にいる玉三郎か…
坂東玉三郎の舞だけじゃなく、成瀬喜久雄の映画の一部や大野一雄の踊りなどが出てきて欲張りセットだった
鷺娘がふるえるほど美しい
撮影: レナート・ベルタ
「黄昏芸者情話(トワイライト・ゲイシャ・スト…
先日『国宝』を観て、今小説版を読んでいる。
女形が物語の軸の一つではあるが、本物の女形である人間国宝坂東玉三郎を扱ったドキュメンタリー映画があることを知った。
配信で観ることも迷ったが、やはり劇場の…
美しい瞬間が多くて見惚れる。
「男である以上、男の視点からでしか女性は表現できない」という諦めにも近い悟りが女型の表現に活きているのが興味深かった。
作中劇は色んな時代のものがごった煮になっていて面…
女型は「女型」であり女の真似事では決してない。そこには型の中でより美しい動きをと求めたその一心で、描かれた緊密な線がある。ごっことは、ふりとは真似事ではなくそれは似顔絵のように対象の特徴を見極めデフ…
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