このレビューはネタバレを含みます
国宝を観てから、坂東玉三郎に惹かれて。
まさかこんなに早くこの映画を劇場で観れるとは。
最近、なにかに対してつきつめている方に出会うと、いろんな感情が強くでてくるのだけど、その中でも突出して大きい…
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美しい瞬間が多くて見惚れる。
「男である以上、男の視点からでしか女性は表現できない」という諦めにも近い悟りが女型の表現に活きているのが興味深かった。
作中劇は色んな時代のものがごった煮になっていて面…
女型は「女型」であり女の真似事では決してない。そこには型の中でより美しい動きをと求めたその一心で、描かれた緊密な線がある。ごっことは、ふりとは真似事ではなくそれは似顔絵のように対象の特徴を見極めデフ…
>>続きを読む圧倒的に美しかった、女形の嫋やかな動きに見惚れながら緩やかな時間の経過に飽きることなく堪能していた
前半の古典的な歌舞伎から後半の現代劇、どちらもすごく良かったが、特に屋形船のシーンは印象的だった…
出てくる人々の所作が本当に美しい。一挙手一投足から目が離せない。
演じる側の当事者性が重要視される昨今ではあるけど、対象との距離があればあるほどそれによって生じる飛躍と摩擦と誤解が「演じる」という行…
坂東玉三郎に惚れた。
私の憧れの人、北村道子が「最近の人は目で演技する人が多いけど、私は身体で演技する役者さんが好き」的なことを言っていたけれど、それが少しわかったような気がした。
坂東玉三郎は…
"No, I'm not a KABUKI Professor, I'm just an Actor."
スイスの映画監督ダニエル・シュミットが、歌舞伎役者五代目坂東玉三郎を通じて女形を追ったドキ…
書かれた顔の嘘を観客はなぜ信じれるのか、その美しさは何を持って現れるのか、そこを徹底的に追求してる。挿入される玉三郎氏のインタビューが興味深い。
「子供の頃から女をやっていると自分で思ってきたんだけ…
🄫1995 T&C FILM AG / EURO SPACE