「バカ塗り」とは「津軽塗り」のこと。
何度も何度も塗り重ねるのが “馬鹿丁寧” だということから、そう呼ばれるらしい。
「バカ塗り」の職人たちの静かで優しい物語だ。
津軽弁がとてもいい。
私の父の…
3年前とあるイベントで津軽塗のお箸と出会い、その時に「バカ塗り」と言われている事やその意味を紹介して頂き、お箸にしては多少値が張りますが「そんなに時間かけて作られた物なら価値がありますね」と納得して…
>>続きを読む漆塗職人の父と娘の物語。
漆塗職人の家に生まれても自由奔放に生きて家業を継ぐ気のない兄(同性愛者)と、漆塗に魅せられて家業を手伝ううちに才能が開花していく妹(堀田真由)。
漆塗職人の役になりきるため…
テンポもゆっくり、地味な雰囲気だけど、とてもいい作品だった。
日本の伝統工芸の変革、職人技術の継承を通して、変わらなくていいもの、変わらなくてはならないものを描いていて心に沁みた。
海外では漆自…
父と娘の距離感が凄く良かった。
見様見真似で技術を真似て、
それでも父は娘の成長を感じ取れていなくて…横でお手伝いしてる娘どまり…
多くを語らない親子だけど、作品に実直に向き合う時間のスピードは似…
なんとも愛おしい。
漆塗りという伝統と
方言の心地良さと
そして厳しい現実と。
今の変化の早い時代に
伝統や文化をどのように
大切に繋いでいったら良いのだろう。
横並びで親子が塗りをするシーン…
まるでドキュメンタリーのように、津軽塗の製作工程を丁寧に映し出す姿勢に心をつかまれる。
加えて、一部に愛好家はいるけれど、担い手不足や需要の減少等の問題が存在すること、家業を継ぐということは、作家と…
職人技を継承していくのは難しいでしょうね。
血筋といってもやはりまずは好きでなければいけないし、それで食べていけるかも大切な問題。
バカ塗りの赤は美しかった。
親子で黙々と仕事をするシーンが良かっ…
「バカ塗りの娘」製作委員会