男の情けなさを二人分の視点から描く新しさ。
純粋なクオリティや面白さでは、劇場や花束には敵わないが、仕掛けの新しさと、歴戦のダメ男俳優による腐臭はなかなか良かったと思う。
というか、最後の30分は死…
このレビューはネタバレを含みます
2000〜10年代を扱いながらも70年代風、新宿、エロスと荒井晴彦のすべてが詰まった私小説的映画(もちろん原作はある)。
基本、ホン・サンス『ハハハ』の語り口。だけどもちろんハハハとはいかずウェッ…
映画.comとこっちで随分と作品評価に差がありますが、僕はあまりハマりませんでした。
未練たらたらの男どもの失敗話なんて…笑
あと舞台設定が2012年なのにちょっと昭和臭が濃すぎませんか…?
ただ、…
荒井監督が特に若い人にぜひ観てほしいと言っていましたが、私30代女性、しぬほど沁みました。
震え泣いてなかなか席を立てなかったあの時の感情は、簡単に言葉にして誰かに渡せるものではない。それくらいか…
ピンク映画に捧げるラプソディ
『火口のふたり』とは違ってストーリーテリングはいいのだけど、そこに込上がる力強さというのがない130分くらいだった印象を、ラストスパートに垂直に上がっていくあれは何だ…
白黒とカラーで現在と過去が描かれていて、ストーリーに引き込まれていきました。R18だから、なかなかなシーンがところどころ出てきますが、意外と観れました。
とりあえず、綾野剛さんと柄本佑さんの色気がや…
ティーチインつき鑑賞。
腐った男達の延々とした未練話でしたが、何故か愛おしさを覚えました。キャストと演出が良かったからかな。卯木の花を腐らせたのは、じっとりとした雨ですが、男達を腐らせたのは何?祥子…
白黒とカラーの使い分け。なるほど。あれだけで完全に映画の中に没入できた。
綾野剛と柄本佑の若干流派が異なるクズっぷりが情けなくも愛おしい。祥子がそれぞれのクズへの対峙する様の比較も面白い。
3人のエ…
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