優雅な暮らしの中で遠くから聞こえてくる銃声や叫び声を無視することのグロテスクさ。あの毛皮のコートは一体どこからやってきたものか…ポケットの中に入っていた口紅から前の持ち主のことを想像する。自分達は絶…
>>続きを読むホロコーストを直接的に描いた『シンドラー』や『縞模様のパジャマの少年』とは対極をなすくらいに収容外かつ間接的に描写されてる。善悪の観念はそもそも認知してなければ生まれないものであり、関心領域外にいる…
>>続きを読む将校家族の日常を描いた本作。
本当に、何か大きな出来事がある訳もないので、絵面は本当に退屈だと思います。
ただ、所々遠くから聞こえるノイズが非常に考えさせられるノイズでして…
物語を見るというよ…
人里離れた閑静な邸宅で、ある家族が仲睦まじく恵まれた暮らしを送っている。主人はルドルフ・ヘス親衛隊中佐、邸宅の真隣にあるアウシュヴィッツ強制収容所の所長その人であった。
去年映画好きの間でかなり話…
日々のニュースで色々なことが起きてるけど、それらは関心の外の出来事。そう割り切って生活してる部分があると思う。今作を観て、他人事じゃないんだなって感じた。痛々しいシーンはないけど、悲鳴や銃声のみで凄…
>>続きを読む柵の向こうでとんでもないことが起きているのに、こちら側(視聴者含め)は特になりもなく時間だけが過ぎている。
映画としてめちゃくちゃ面白いかと言われるとそうでもないけれど、この違和感とそこに気づかな…
思ってたよりもアウシュビッツの存在感があって、やっぱり異様な映像だった
隣に住む家族の生活だけを見せてほったらかし状態だったのに、急にラストで嘔吐したルドルフが目をやる方には、現代の展示室。もはや…
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