SHOAH ショアの作品情報・感想・評価

SHOAH ショア1985年製作の映画)

SHOAH

上映日:2015年02月14日

製作国:

上映時間:567分

4.2

「SHOAH ショア」に投稿された感想・評価

mh

mhの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

いやもうとにかく見てくれとしかいえないドキュメンタリーフィルムの人類遺産。
・静寂について。
・床屋さんの証言。
・ドイツ、ポーランド以外から送られてくるユダヤ人は一般の旅行客となんらからることのない待遇。
・ドイツ人とポーランド人に厳しいクロード・ランズマン。
・移動式ガス室(トラック)について。
このあたりのトピックが個人的に印象深かった。
移動式ガス室をまともに扱った映画って、コスタガブラス「ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼-」くらいだよねとか、これは「サウルの息子」でやってた状況かとか、インタビューされるシムチャ・ロテムさんとイツハク・ツッカーマンさんは「UPRISING アップライジング(2001)」にも登場してたなとか、これまでみてきたホロコースト関連の映画を思い出しながらの試聴となった。
付属する小冊子には「シンドラーのリスト」はいかがなものかというクロード・ランズマンの文章があって、そのあたりは本編を見ればわかるようになっている。
あまりの状況にそれを体験したものはみんな言葉にできないのだった。
ましてやドイツ人視点で語るべきことじゃないという理屈にも納得する。
ほかの映画でもそうだけどゾンダーコマンドは字幕になっていなかった。字幕に出るようになったのはつい最近。
ほかの映画ではみたことがない防護警察についても触れていた。これはググれば出てくる。
ラストエピソード。蜂起のあとにワルシャワ・ゲットーにいったけど、もう誰もいなくて、自分が最後のユダヤ人になったと思ったというのが映画的に決まっている。
見たあといろいろ持ってかれるので、精神的に余裕のあるときの試聴をおすすめする。
もう一回くらいちゃんと見たいと思っている。
昔、アナログBS放送が始まった頃のマイナー映画放送黄金期にテレビでやっていたのが信じられない。

一度しか見ていないが、心底打ちのめされた。
かなり長く内容も重いので、
万人には到底おススメできないが、
時間と余裕のある学生のうちに一度見ておくとよいかも。

子供の頃の記憶なので不正確かもしれないが、
捕まえたゲンゴロウとカエルを同じ水槽の中に入れていたところ、
気が付くとカエルが手足を伸ばしたまま水面にぷっかり浮いていて、
腹の部分だけがスプーンでくり抜かれたように
なくなっていた。

大袈裟&ヘンテコな喩えで恥ずかしいが、
この映画を見て受けた衝撃は、
思わずこのカエルを想起するような、
はらわたを丸ごと抉られるような感覚だった。

イスラエルの過激なまでの政策に批判的な人も多いし、自分も引くレベルだが、これほどまでに長きに亘り徹底的に虐め抜かれた民族が他にあるだろうか(いや、中にはあるんだろうけど、ユダヤ人にはそれを語り継ぐだけの知性と情念があったということなのかもしれない)。

安易な想像を拒絶するレベルの酷薄な経験をした彼らのうち、戦後生き延びた後になってその辛さに耐えきれず自ら命を絶った人もいる。インタビューに答える人々も、その苛烈な記憶とともに生きている様子だった。

冒頭の船歌が印象的。
あと、理容師が家族に散髪するシーン。
悲しいとかキツいとかいう言葉ではとても言い尽くせない…。

ランズマンはシオニズムに偏りすぎているとの批判もあるようだし、彼の他の作品もバンドルされたセットは封も開けずに置いたままだが、本作とともにいつか死ぬまでにじっくり見て、自分なりに判断したい。できれば書籍もいくつか読みながら。しかし、グッタリとダメージを受けそうで、なかなか見れずにいる。

ひとまずメモ
伊達巻

伊達巻の感想・評価

4.5
映画というより記録資料、だが単なるアーカイブ映像とは完全に一線を画した歴とした映像作品であることに違いはないように思う。世界遺産的…とか大袈裟だろって思ってたけど観て納得した。長さ的には長いなとかのレベル超えてるけど、振り返ってみるとこれでもほんの一部の事実なんだよなと、歴史の重さを感じ直す。キツかったけど観て良かった。
べん

べんの感想・評価

4.0
早稲田松竹オールナイトにて。第3部辺りの途中で力尽きたけど傑作。
教授に借りて見た。
盛り上がりとかは特にないし、淡々と告白される映像。
映像は素敵だけど、歴史の厚みなのか先入観なのか、目の前にある自然が全て重苦しい。気が狂いそう。
o888o

o888oの感想・評価

-
備忘
大2か3のころフランス語の先生の勉強会で9時間耐久して見た。複数視点からポーランドの収容所を描いた映画。繰り返してはならない悲劇として語られている歴史が客観的に淡々と描かれている。対象ではなかったポーランド人の無関心さと網の中のギャップが衝撃的で、なぜ悲劇がやり過ごされていたのかを学べたと思う。
S

Sの感想・評価

-
音声の使い方デュラスみたい、音声+景観から記憶のイメージが浮かんできてこわい。ランズマンより『水俣…』の土本の方が自分の図々しさを客観視できてる気がする、よう知りませんが。

このレビューはネタバレを含みます

アウシュヴィッツの元ユダヤ人特別労務班員ルドルフ・ウルバと、ポーランド亡命政府の元密使ヤン・カルスキの部分のみ
いや~、見てしまった。結局。我ながらノンストップでよく見切ったものだ。。。。。
こうやって語っていくのを残していくのもまた、映画の重要な役割の一つではないかなあと。個人的には列車が印象的。普通の列車に乗るって楽しいイメージをしがちだけど本編は不穏な空気しかなく、あのバランスが怖かった。
ただ、今のドキュメンタリーとどうかと考えると、歴史的価値はあるのでしょうけどnetflixでやるような作品だって別に見劣りしているわけではなく、映画の出来としては普通ではないかと。正直、人生でもう一回見るかどうかはわかりません。てかたぶん見ない気が。でも人生で一度だけこの映画を見終えたという事は、人生何らかのものは与えてくれるような気がします。
強烈な9時間
あまりにも辛い時代を心に刻んだ人たち

観て良かった…
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