やるせない作風の監督「ヤルセナキオ」といわれた成瀬巳喜男監督!
夫は戦死⇒実家の酒屋を切り盛りしている森田礼子(高峰秀子)は10年以上も義母(三益愛子)と義弟の幸司(加山雄三)の三人暮らし。
スーパ…
戦後の復興期を懸命に生き、婚家の酒屋を盛り立ててきた礼子が不憫。
加山雄三演じる幸司が義姉の礼子に想いを寄せる訳だが、これ、長男の戦死に伴って未亡人になった義姉が弟と再婚させられるなんて話が実際に…
初めての成瀬作品。スーパーのセールを知らせる車が走るシーンから始まるなど、時代背景や周辺の様子を見せるのが上手い!今の時代にも置き換えることができるストーリーも理解しやすく、メロドラマって最高じゃな…
>>続きを読む1964年東宝。「終」の文字が出た瞬間、えーって声が出た。wikipediaによると同時上映は「喜劇 駅前女将」、公開当時は本編終わって客席ザワザワ、入れ替え時間に草笛光子と白川由美の気分になってあ…
>>続きを読む物語の中盤までは日常がたんたんと描かれておりその中に問題児幸司がいるという感じではあったが、幸司がこれまで秘めていた胸の内を礼子に告げたことで2人の心が乱れ始める。
また、胸の内を告げたことから想い…
サディスティックだ。
徹底的な不幸。
骸を追いかける礼子は悲痛だけど、滅茶苦茶良いショット……
途中まで、加山雄三のキュートさにやられて、乱れそうで乱れない感じに悶えただけに、あの「終」は堪える…
やっぱりいいな、成瀬巳喜男も高峰秀子もすごい。加山雄三も幸司さんにぴったり。「お嫁においで」の歌が好きだった。
長い電車旅も微笑ましくほんわか行くのかと思いきや、そうは問屋が、でした。「何だかわから…