イ・チャンドン アイロニーの芸術の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『イ・チャンドン アイロニーの芸術』に投稿された感想・評価

3.8

2022年 フランス/韓国ドキュメンタリー作品。数々の名作を未だなお制作し続ける韓国の映画監督イ・チャンドンの経歴を現在から過去へ向かって、作品のロケ地と制作の裏話、出演者のインタビューと実際の映画…

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本作は、単なる名匠の伝記映画ではなく、映画という媒介を通して記憶と倫理、そして表現の逆説を透過的に考察させる試みである。
ドキュメンタリーはまず構成上の装置として逆向きの時間性を採ることで、観者に「…

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ay
3.8
ペパーミントキャンディーのように時代を遡って作品群の解説を聞かせてくれる。ものすごく考えられて作られてるのが分かる。

イ・チャンドン監督が自身のフィルモグラフィから著作、そして生い立ちへと遡りながら語っていく。監督自身の言葉で作品や場面場面に込められた思いや意図を聞けるのが嬉しいところ。映画同様に知的で落ち着いた雰…

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3.0

〖ドキュメンタリー:イ・チャンドン レトロスペクティヴ4k:韓国映画〗
イ・チャンドン レトロスペクティヴ4kで上映された作品で、「オアシス」「シークレット・サンシャイン」などで知られる韓国の名匠イ…

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3.7

「有名監督のドキュメンタリー」とならば、一種のファンムービーの体裁を取ることは予測できていたが、予想以上だった。かと言って、おべんちゃら一辺倒というわけでもなく、本編内で淡々と紹介されてゆくイ・チャ…

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PomPom
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シークレットサンシャインを観て、この人はいったいどんな事を考えて映画を撮っているのかと衝撃を受けたので鑑賞してみた。

"映画とは人生の闇の中心へつながる通路のようなもの" らしい。ほお、そうなんだ…

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mmm
-
予習として。オアシス、シークレット・サンシャイン、ポエトリー、バーニングを観なければ。そのあともう一度観たい。
監督の話しぶりも何だか良かったな。
raga
4.0

自身のフィルモグラフィーを過去へと遡り、各作品の製作意図や出演者からの撮影裏話が繰り広げられる。その完成度の高さや作品テーマへのアプローチの奥深さを感じ取ると同時に映画作りを楽しんでいる様子が伝わっ…

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chuicy
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自然に近い人で、すごく安心したし密着系のドキュメンタリーで泣いたの初めて。ジョンケージと似た雰囲気がある監督だった。少女の死体を見て詩を描き始める老女、重度の障害を持った女の子と男の子が恋に落ちる話…

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