[北コーカサスの荒野を旅する親子の肖像] 80点
イリヤ・ポヴォロツキー(Ilya Povolotsky)長編一作目。ロシア政府から資金援助を受けていないとして2023年カンヌ映画祭監督週間に選出…
コーカサス地方を舞台にした、父と娘のロードムービー。
荒涼としたロシア辺境の地の景色を美しく捉えた映像が素晴らしかったです。
風景も会話も殺風景で鬱々としたものでしたが、カメラワークがとても良く…
<辺境の地の鬱屈した生と性>
ロシア南西部の荒涼とした原野を古いキャンピングカーで旅する父娘。二人は移動映画館を営み海賊版のポルノDVDの販売で日銭を稼ぎながら、北に向かって旅をしている。娘は海に…
2025.08.13
ロシアの世代間の世界への向き合い方の違いを反映させているという監督の作品の意図を読んでから映画をみた。
父は閉鎖的で娘は世界に対してオープン。
思春期の"ここではない何処か"…
かさなって。かさなっていく波は、自分の手のひらに、いちばん似ている気がする。ふくらはぎを撫でられても、ひざを掴まれても、いやじゃなくて、かといって良いわけじゃない。だけど安心する。目をとじたらもっと…
>>続きを読む