必殺4 恨みはらしますの作品情報・感想・評価

「必殺4 恨みはらします」に投稿された感想・評価

出だしのドタバタ、ジブリみたいにコミカルでめちゃくちゃたのしい。

その後真田広之の登場、蟹江敬三も!これからの2時間どうなる!?とノリノリになったところからテンポがぐんと落ちてしまったのが寂しい。

誰もいない廃村で、千葉真一と蟹江敬三が家をぶっ壊しながら戦うシーンはかっこいい。

真田広之は品のあるキャラクター設定だったのに、最後「騒ぐなっつーの!かかってこいっつーの!そんなのアリかよぉ…」とか言いながら暴れるシーンはちょっと笑う。
劇場公開版必殺シリーズの中でも最も映画らしい作品と思う。
そのせいか必殺ファンの間では「必殺らしくない」という声もちらほら。
多彩なキャストと深作特有のスピード感。
それにプラスして千葉真一率いる真田広之や、その他JACの出演で立ち回りでスピード感はさらに倍!
ということで”必殺”らしからぬアクション時代劇になっています。
西部劇の一騎打ちのような落ち葉乱れ舞う中での千葉真一と蟹江敬三の死闘は、時代劇作品の中でも上位に上げられる対決シーン。
深作欣二監督だけあって他の映画版必殺とは一味も二味も違ったワイルド感と迫力が満ち満ちている。とくにゴーストタウン化した長屋でのわらべや文七と九蔵の死闘は本作最大の見せ場であろう。

だが内容を詰め込み過ぎており、特に奥田右京亮、わらべや文七親子、2つの大きなドラマが分断していて、まとまりに欠ける印象は残る。わらべや文七親子のエピソードはいい話だけどなくても良かったんじゃないかな?
また役者たちのスケジュールの都合で、中村主水、鍛冶屋の政、お玉、西順之助、飾り職人の秀らレギュラー仕事人同士のドラマが少ないのは物足りない。仕事人対奥田右京亮のバトルが短かめなのも残念だ。

だがこの映画になにを求めるかで評価は変わってくる。
俺はもっと映画版ならではのレギュラー仕事人たちのやりとりを見たかったので評価は普通。
でも深作の重厚な演出やJACのダイナミックな殺陣、千葉真一、真田広之、倍賞美津子などお目当ての役者の演技を見たい方々は高評価ではないだろうか?
なお一般の映画イベントで上映される映画版必殺作品は必ず本作であるし、日本映画シナリオ集に脚本まで収録されている。本作は世間から映画版必殺シリーズの中で最も高く評価されている作品と言えるだろう。


映画版必殺シリーズは人気タレントをゲストに使う傾向があり、本作も 深作組常連の千葉真一、真田広之らJAC軍団、成田三樹夫(故人)、室田日出男(故人)、岸田今日子(故人)、藤岡重慶(故人)などに加え、倍賞美津子、相楽ハル子(引退)、 蟹江敬三(故人)、堤大二郎、そしてAV女優の小林ひとみ(引退)が時代を感じさせる。
なお当時全く無名の笹野高史(長屋の住人役)を探すのも一興。少しだけセリフがあるのですぐわかる。
iwapuuuu

iwapuuuuの感想・評価

4.0
映画館で鑑賞。
“必殺2割”、“深作8割”の映画。
冒頭、藤岡重慶と石橋蓮司のシーンからワクワク感!
殺陣も“必殺”にしては派手すぎるが、躍動感素晴らしく、許容してしまう。
何よりも、面白かった。
いや〜深作さんの必殺、さすがに色々派手だったなぁ

ここでは、中村主水以外のお気に入りキャラクターを挙げておく

先ずは、嫁姑のせんとりつ

この二人も仕事人ではないがシリーズ当初からのずーっと出ずっぱりのレギュラーだ❗
この二人を居なくしては、あのシリーズはあり得ない

ただ依頼を受けた仕事人が、毎回毎回悪人を闇に葬っていく…それだけじゃ殺伐とした内容になり兼ねない

ほぼアドリブだったと言われる、元々コメディアンの藤田まことと、キツ〜いせんとりつ(戦慄)との部分は、本編とは裏腹に完全にコメディ・コントだ(笑)

主水がよそで「ウチのババアとカカア」とか愚痴っぽく言ってるのが余計にジワジワくる😅
予想の何倍も面白かった!
真田広之演ずるラスボスがかっこよすぎ。
早めの撤収だったけど、室田日出男もスゴい良かった。
旗本の若い衆のかぶき具合が北斗の拳のような振り切り具合なのも最高だ。
TVの必殺シリーズは見てなかったのでよくキャラは知らなかったが、千葉真一と蟹江敬三のバトルが最高にかっこいい。邦画でこれを超えるシーンはなかなか思い浮かばない。

脚本 5
演出 4
映像 3
俳優 4
印象 4
T兵衞

T兵衞の感想・評価

3.5
千葉真一と相楽春子の仕事人親子がいい。この二人になら殺されたい....!
深作欣二による必殺劇場版。
プロット自体は、深作自身が監督したシリーズ一作目「必殺仕掛人」第1話と同じ。つまり本作は壮大なリメイク企画なのだ。
千葉真一と蟹江敬三の対決はかなりダイナミック。あげくの果てには、二人でセット破壊‼
真田広之の悪役も、必殺劇場版史上最強のアグレッシブさで魅せる。
ちなみに冒頭で死ぬ室田日出男は、「仕掛人」では真田広之のポジション。
千葉真一VS蟹江敬三の上下に展開するアクション。そこにちょろっと相楽晴子。