なんか癖がある主人公が、サーカスの身体性と虚構性を図らずも暴いているような、序盤のシークエンスに胸を掴まれる
街も美しく撮れている、緑も心地よい
ただ、引越しをしてからの彼が一般的な思春期男性が抱く…
このレビューはネタバレを含みます
監督の自伝的映画だろうよ!と観た瞬間に感じる思春期描写。ダニエルを通して監督自身、そして同時に、当時の記憶を沸々と思い出しながら誰もが観ることになる、あの爽快感と不快感。クスッと笑いたくなるダニエル…
>>続きを読むどこまでも青臭すぎるフランスの青春がみっちり。おばあちゃんの家で過ごしたり、母に引き取られても進学も出来ず仕事させられてぐだぐだと過ごす夏。カフェで飲むのはマンタロー。ただ歩くだけの並木道のある村、…
>>続きを読む肉欲に目覚めまくってるのに解消するテクを知らな過ぎな童貞具合。遠い昔のあの感覚を見せつけられている様で生々しくて小っ恥ずかしいくて死にそうになる。都会へ行って覚えた事はイチャつく事と煙草を吸う事って…
>>続きを読むユスターシュの最後の長編
本作に限らず彼の作品って人間のまばたきのようなフェードアウトカットの演出が絶妙なタイミングだから心地よくて好き
離れて暮らしていた母親の元に帰り修理屋として働く少年ダニ…
早く大人になりたい、抑圧された少年が小さな少女とキスをする瞬間、時間が止まる。
スローモーションを安易に使う作家はこれを見て反省しろと言いたくなる。『コット、はじまりの夏』を想起させたのはそのこと…
このレビューはネタバレを含みます
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冒頭、ダニエルを映した朝ごはんから自転車までのショットが美しく、まずこの映画では寝てはいけないと思わされた。
「わるい仲間」はその殆どで寝てしまった。
思春期特有のの性的な興味は、可愛らしくポップ…
こういうのは好きですね。
監督の自伝的なところもちょっとあるのかな?と思わせるような、ほろ苦い思春期の何とも言えない時期の話。
複雑な家庭事情にやりきれない気持ちにはなりながらも、まだ自立できない…
ジャン・ユスターシュ監督作。5年ぶりに早稲田松竹で鑑賞。映画館でみると、この映画が持つ繊細な色彩、柔らかいパステル色が際立つて良い。
冒頭に "Douce France" が流れる。
「懐かしい記…
© Les Films du Losange