プェプェー
あー素晴らしいとしか言いようがない。紆余曲折あってやっとのことで物語の結に到着したと思ったら、結が引き伸ばされ破壊され混沌と化す。そのバカバカしい混沌に抗う俳優たちのたくましさと言った…
初のジャックロジエ作品だが、バカンス映画ではなくこちらを観賞。序盤はたしかに退屈に感じる部分もあったが、基本的にドタバタしていて観ていて楽しい映画だった。劇中の音楽がとっても良いのに、調べても出てこ…
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途中は退屈との意見を見かけるけど、私は最初から最後まで楽しめたのでこれは好みに依存しそう。フィフィのお芝居している様子が好き。
あと皆演技がうますぎる。
ショパーテク!!
素晴らしかった。
最初は…
まずは生涯ベスト候補メーヌオセアンのメインキャストが15年後の勢揃いで超絶に嬉しい。みんな顔に少しだけ皺が増えて、でも役どころみたいのは結構同じで、ロジエはどんなこと考えてキャスティングしたのかなあ…
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面白かった。芝居って、内実こうだよね〜〜、って分かる気持ちだった。サヴァン的に台本みてすぐ覚えられる人、天才だな。自分もそう在れたら良かったのにな。羨ましいけど、ギャンブルはしないほうが良いと切に思…
>>続きを読むモリエール賞をもらった劇作家は、「モリエール」という名前に相応しくないと言って自分の演劇を頭でっちに書き直す、そのせいで役者たちが集められ、再稽古となる、という始まり方なのだが、ベラベラと思弁的な内…
>>続きを読むロジエを数本見て何に感動したかというと、類稀なるバランス感覚で誰も傷つくことない映画を作っていること。取り返しのつかない傷を描きつつそれを緩和するものは多いが、それを回避し着地させる細かなコントロー…
>>続きを読む理解癖──人々の住む世界は、筋道が立っておらず、矛盾だらけで、理解し難いのに──理解癖は「映画≒夢」という事実を拒もうとする。ジャック・ロジエの素晴らしい非論理性と、この映画の自由闊達な画面連鎖のも…
>>続きを読む© 1997 Jacques Rozier