馬鹿馬鹿しくて愛おしい😂
ロジエがヴァカンスでもなく、海でもなく、完全に労働者を撮った珍しい作品。いつもの破天荒っぷりは、脚本が一切ないんじゃないかと思わせるほどだけど、今回はたしかに相変わらずのぐ…
バカンスのないジャック・ロジェも、かなりおもしろかった。フランスの監督の多くは、演劇についての映画を撮っているが例外なく素晴らしい映画ばかりだと思う。
『メーヌ・オセアン』のときもだけど、リディア・…
ロジェ最終作はヴァカンスではなく演劇の映画。演劇の映画といえば、同じジャックでもリヴェットが得意とするところ。たとえば、『アウト・ワン』や『彼女たちの舞台』。リヴェットがリハーサル風景に終始してそこ…
>>続きを読む月 犬 人。
演劇 即興 ギャンブル 命運 音楽 自由 喜劇 偶然 人生 予測不能 自然体 無常。 = 生き物。
若き日から晩年まで、その監督人生の中で、首尾一貫して突き詰め、表現し続けた、その徹底…
あまりにも自由で、停滞ぶりも相変わらずで、何がどうなってるのか考えもせず眺めてた。折りからの台風接近でものすごい湿気と間欠的な土砂降りと強い日差しのなか到着し、拭いても拭いてもびしょびしょの汗とエア…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ヴァカンスが無いからロジエらしくないかと言えば、全くそんな事はなかった。
彼が描いてきたヴァカンスには綿密な計画など存在せず、風に身を任せるようなヴァカンスで、即興性に満ちているのが魅力なんですよ…
© 1997 Jacques Rozier