ツィゴイネルワイゼンと夢二は観ていたが
初見だった陽炎座
なんならいちばんすきかも
鈴木清順監督の世界すきすぎる
生と死の狭間が美しく儚く麗しく
松田優作さんの存在感と
女優陣の息を呑む美し…
2025.9.14 15-24
初めて鈴木清順を喰らった。
ショットの常識的な型とは逸脱した連結、常識的な(感覚-運動的図式が描けるな)空間把握とは異なる空間表現からこの映画は成る。そのショット…
とにかく長い。
風景画が多くてすごく静かな映画だけど常に漂う死、不思議と眠くならない。
泉鏡花が原作。文字から浮かぶ風景を忠実に映像化したんだろうなと感じさせる美しさ。
湖のシーン、有名な鬼灯のラ…
冒頭、濃密な死の匂いと強烈な緊張感に満たされた大楠道代との邂逅シーンの素晴らしさ。観客が出鱈目な位置関係のショットの連なりに幻惑されている時、既にして主人公は完全な罠に捕らえられている。墓場で集め…
>>続きを読む金持ちがちゃんと金持ちの格好をしているのが最高。特にパトロンが好み。
ゆったりとした時間に流れる狂気と不安定さ。散りばめられた情念。
ただ突拍子もない編集や実験映像的表現をもう少し抑えられたら好み…
泉鏡花原作、女性に翻弄される松田優作の目線で描かれる鈴木清順監督の大正浪漫三部作のひとつ。不条理なイメージの連続で観る者を異界に誘い、身体の絡ませ方にも美意識が感じられる作品。色鮮やかで残酷な屏風…
>>続きを読む“4度目の逢瀬は恋になります 死なねばなりません”
“女が死のうと思い詰めたら 男は助からんよ”
妖しい女性達と不気味なパトロンに翻弄される男。最初から最後まで訳がわからない展開が続くのに、なぜ…
【女が死のうと思い詰めたら男は助からんよ】
泉鏡花原作の小説を鈴木清順のメガホンで映画化。
美女たち(大楠道代・楠田枝里子・加賀まりこ)やパトロン(中村嘉葎雄)に囲まれる作家(松田優作)は自…