このレビューはネタバレを含みます
田舎で暮らす巧と、東京の芸能事務所でグランピング場作りを計画する高橋がすごく対照的に描かれている。本質的な事を淡々と話す自立した生活の巧と、形式的なコミュニケーションを取り横暴な社長にこき使われる高…
>>続きを読む2年ぶりに2度目の鑑賞。
張り詰めた、冬の痛々しいまでの透明性が作品のトーンとして最適だった。
曖昧性を帯びた学生達ではなく、現実に苦悩する大人達を描くのなら、視界のぼやけた夏よりすべての輪郭をまざ…
鹿の通り道を奪われたくない巧。鹿の通り道を奪われたくないという思いに気づかずに、東京の人は動物と触れ合う事がないからむしろ良いのではと提案する黛。無自覚に鹿の居場所を奪ってしまう。良かれと思った行動…
>>続きを読む「悪は存在しない」題名に惹かれた。水が綺麗な町での素朴な暮らしにグランピング施設の計画。都会から投げ捨てられるストレス。水は上から下に流れる。半矢の鹿とバランスの静かな崩壊にただ悲しい。木々を仰ぎ見…
>>続きを読む「水は低いところへ流れる。」
このセリフが作品内でずっとこだまする。主人公のいる田舎の村も、グランピング開発しようとしている東京の会社も、上から下へ汚い水も綺麗な水も流れてしまっている。ただ、上にも…
全てのカットに意味がある。
だから、ただ水を汲んで運ぶだけの絵にこれほど豊かなニュアンスを持たせられる。
全てのカットが計算されてる。
故に、ちょっとした破調が悲劇的な意味を持ってしまう事が素人眼…
このレビューはネタバレを含みます
タイトルに引きずられ、悪とは何かを考えながら観ていくと、いきなり後ろから叩きのめされた。オープニングとエンディングの長回しが素晴らしい。観終わってから逆算してタイトルの意味を改めて考えてみたいし、皆…
>>続きを読む© 2023 NEOPA / Fictive