町田その子は、おそらく現在もっともビビッドで人の心に刺さる作品を書き続けてくれている作家で、つい先日も「夜明けのはざま」という秀作をドキドキしながら読んだばかり。(ちなみに、これも秀作映画であり小説…
>>続きを読む52ヘルツのクジラの声は誰にも届かない。
みんな誰かに助けを求めているけれど、
その声はなかなか届かない
だけど、助けの違いはあれど
孤独な人たちが寄り添って
今ある現状を打破していく姿は
見ていて…
開始すぐ、主人公が自分の経験から他者をケアしようとする姿に泣ける。
進むにつれ、どんどんケアの繋がりが増えていき、ケアで溢れていく。
なにかを失った時、自分の存在がよく分からなくなる。そんな時に…
もう、ずっとどの人の演技もすごいな…
そして辛い。自分らしく自分を大切に生きることの難しさ、大人数の選択から外れてしまう時の疎外感
せめて、死なないでほしかった、せめて、でもそれは生きてる側のエゴと…
原作読了。
公開時にトランス男性を含む性的マイノリティの描き方やICについて等の鼎談、監修の若林さんの記事を読んでいたので、原作を読了したタイミングで映画も。
映画脚本はアンさんがトランス男性である…
「 52ヘルツのクジラたち」 製作委員会