猫
ヴィゴ遺作。撮影中、ヴィゴの肺結核が重症化するも撮影続行。といった極限状態にも関わらず、いや、であるからこその軽やかさ。遺作でヴィゴが見いだした映画の光線が、セーヌ川を走る貨物船上にあったのは…
おそらくかなり検閲された内容のものを我々は見ている。国家にいじくりまわされたあげく、凌辱されたイメージ。
2月6日の危機、フランス人民戦線の結成へと続く政治的緊張のなかで撮影されたイメージを観ている…
屋外ロケ撮影が満載。狭い船室内のセット撮影を含めて、凝ったカメラアングルが散見される。流石の撮影はボリス・カウフマン。
ミシェル・シモンが愉快な怪人ぶりを見せ、映画を引っ張って行く。ディタ・パルロの…
このレビューはネタバレを含みます
『新学期操行ゼロ』より俄然こちらの方が好き、というか、すごく映画になってる。
そしてロケの素晴らしさ。30年代パリの光がバッチリ撮れてる。低い位置からのカメラで街を歩く様子などを撮っているシーンに小…
離れ離れの寝返りクロスカッティング、からの邂逅で床にふたりでごろん、最後は鳥瞰で船はどこまでもゆく。ミシェルシモンの脅威の部屋そして友人の手の形見、猫猫猫猫、たくさんの音楽、なんかフェリーニに出てき…
>>続きを読む船暮らしの新婚夫婦と不思議な老水夫と猫たちを主人公とする、夢見るような一篇。
理想と現実、田舎娘のパリへの憧れと青年のプライドとの衝突を描く物語の軸に、いつも優しく寄り添う老水夫の佇まいに魅了され…
多幸感に包まれる映画。船の見習い少年が花束落として「摘んでくる!」のところからもう幸せ。別の場所にいる二人の男女が求め合うショットが素晴らしかった。
全体の構成がポンヌフにかなり似ていると思ったんだ…
ジュールは変人だけど良い奴でもある。口では憎たらしいことを、行動では悪態をつくが、心は優しい。髪をジェリエットに整えてもらっているのを見たジャンが怒ったとき、犬の散髪で髪を切ってくるなんて普通はでき…
>>続きを読む新学期同様ディゾルブを使ったモンタージュが美しい。水中のショットとか。船乗り夫婦の恋の行方よりも妻と副船長の関係性推しだったけど、なんか夫婦2人がまた出会って欲しいなとか思ってしまった
外のショット…