だいぶ前に、タヴィアーニ兄弟の「塀の中のジュリアス・シーザー」という映画があった。
あれも刑務所に収監されている囚人たちが、演劇という芸術に触れながら、自己表現する歓びと、共に何かを築いていく難しさ…
素晴らしかった。
ただの収監者ってひとくくりに思ってしまうが、1人ひとり当たり前のようにバックグラウンドはありそれが垣間見れた。
味方として見れなかった人が関係を人柄を知っていくことで、相棒にもなる…
刑務所の演劇プログラムの話って、いつだってどうしてこんなにも感動的なんだろう…。
多分、それは「演劇の本質」が、そしてほぼイコール「人間の本質」が鮮やかに映るからだ。後者は「そのための祈り(Pray…
ニューヨーク州で最も厳重なセキュリティを誇るシンシン刑務所で行われている受刑者更生プログラム「舞台演劇(RTA)」を題材にした実話の映画化作品。無実の罪で投獄された男ディヴァインGと、共にプログラム…
>>続きを読む実話ベースだしめっちゃ良い映画だと思うけど、正直私はハマらなかったかもー。
コールマンドミンゴって存在感が強すぎて、芝居っぽさが前に出すぎるように見えちゃった。彼の熱量は確かなんだけど、リアル受刑…
人道的なキャラクターじゃない役で出てると何となくがっかりするコールマン・ドミンゴが超適役。
刑務所内の舞台演劇グループはただの遊びじゃない。唯一刑務所に入っていることを忘れさせてくれる時間であり、…
刑務所という狭く限られた空間を切り取るカメラが素晴らしい。ドアの枠やフェンスを巧みに使って画面に意味をもたせている。ラスト、だんだんと外にズームしていくカメラは格子の枠をフレームの外に追いやろうとす…
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