「国民総幸福」を国家のビジョンとする
ブータンの映画なのに、
ラマ僧の「物事を正すため、
次の満月までに銃を用意しなさい」の命に従いて、
若い僧が昼間から鉄砲を担いで歩いても
誰も不思議に思わない。…
2025年10作品目。
開始早々、カメラワークと
雄大な自然に見惚れる。
電気の灯りのない建物に差し込む
優しい日差しがぼんわりとして
世界の緩やかさを思う。
お坊さんではなく
お坊さまの立場…
民主化によって初めての選挙が行われることになったブータン。村の高僧が抱いた危惧は、民主主義も万能ではなく、選ぶことで引き起こされる対立まで見据えたものであったことがわかる。対立が争いを生み、戦争に至…
>>続きを読む2006年、国王が行政権を手放して民主化する意向が示されたブータン。師僧(ラマ)は僧侶のタシに2丁の銃を持ってくるように言った。「物事を正す」ため、4日後の満月の日に必要だとラマは言う。タシは銃を求…
>>続きを読む最後まで僧侶が銃で何をするのかと疑問を持ちながらちょっとコミカルな銃コレクターの話と選挙にのめり込む貧しくも純粋な一家の話。いい映画だった。ブータンの国民総幸福量は有名。その人にとって何が幸福なのか…
>>続きを読む(c) 2023 Dangphu Dingphu: A 3 Pigs Production & Journey to the East Films Ltd. All rights reserved