カメルーンのドゥアラへと向かう主人公・フランス。行く途中で、アフリカ系アメリカ人の男性とその息子に拾われ、車内にて彼女は過去にカメルーンで過ごした記憶を思い出す...。
クレール・ドニの監督デビュ…
これはかなりおもしろかった。
読後感というか、鑑賞後の舌触りがすごくいい映画で、思い返せば思い返すほどにこの映画の良さがまぶたの裏に広がる感覚がある。
人種問題という少しばかりデリケートな題材を取り…
広い陸の果てのアフリカの海…
褐色の浜辺に溶け込む
ショコラ色の肌…
海で戯れる黒人の親子を郷愁の想いで眺めるひとりの白人女性…彼女は回想に耽ります
植民地行政官の父親の赴任地であるアフリカの…
デビュー作というには名のある監督たちの助監督としてのキャリアがあり過ぎるので、もうぶっちぎりで凄い。満を持して半自伝的映画を監督した感じがすると思ったら実際そうらしい。
「地平線は空と地面が交わると…
冒頭、波打ち際で戯れる親子。それを眺める女性のショットをはさみ、再び親子。海岸のパン。同軸でより遠くにカメラを置いて再び木々越しに海岸のパン。撮影:ロベール・アラズラキ。
上映後、坂本安美氏トーク…
「ホワイト・マテリアル」に続いて見た。
順番的には22年を隔てて逆ですけど、テーマとしては近いものを全く違うアプローチで撮られた作品で、まとめてみられたのはいい機会でした。
フランスの植民地支配の…
〈横浜フランス映画祭2024〉関連企画
「クレール・ドゥニ特集 予想不可能な世界へ」
坂本安美さんの上映前解説で更に期待高まった監督自身の監修による4Kレストア版はフィルム撮影によるアフリカの陽射し…
ついでに観て当たり引くとキマる。
飛行機のエンジン音に導かれて飛び出したフランスが、プロテに抱き上げられた神がかり的なカッティングは、結局飛行機を吸い込んだ地平線を見せませんでしたが、観ているこち…