姉妹とクマのぬいぐるみによるのんびりすぎる逃亡劇。或いはパーマネントなバケーションの始まり。人生はいつも脱出の最中なのかもしれない。歌人・山中千瀬の詩と日記をベースとしたチャレンジングな作品で、いつ…
>>続きを読む短歌は流れだが、詩はリズムであってショットの反復と寄せては返す波にイメージが寄りかかる。とても映画というアートフォームと相性が良い。単なる音としての言葉。坂道 階段 狭い路地。マティアス・ピニェイロ…
>>続きを読む「地上での生活を 愛しています」
「とてもかんたん 愛しています」
わたしのための映画だとおもった
うみにかえりたい、あるいはうまれるまえに戻ってそのままうまれてきたくない、という祈りにも似た願望…
原案・脚本は歌人の山中千瀬と岡田亜弓で、山中自身の詩「脱出の最中」と、その「夢日記」から引用されたテキストが映画の中に折り込まれているとの触れ込みだが、私が短歌に疎く、さっぱりわけがわからなかった…
>>続きを読む流木を引きずって、線ができる。記憶みたいに。海に攫われて消えていく。少し残っていたり。行き詰まってる時に電話がきて、色んなことを思い出したり、つくりだそうとしたり?流木は記憶の元みたいなもの?過程を…
>>続きを読む長く離れていた姉妹の再会。
ぎこちない会話。
共通の思い出の断片を探る会話。
離れていた時間の長さ。
一緒にいなくてもどこかで案じていた関係性。
自分の、姉との関係性に似てるなと思う。
先に飛び出…
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