【第55回カンヌ映画祭 監督週間C.I.C.A.E賞】
『少年は残酷な弓を射る』リン・ラムジー監督の長編二作目。カンヌ映画祭監督週間に出品されC.I.C.A.E賞を受賞した。英国インディペンデント映…
大大大大好きな『ビューティフル・デイ』のリン・ラムジー作品ということだけど、あまりハマらなかった。
中盤までは圧倒的にモーヴァンが面白くてキャラクターで引っ張っていってくれるなぁ、と思っていたけど、…
苦手なタイプの映画かと思いきやすごく良かった。
目覚めると彼氏が隣で自殺してて、からのロードムービーって話なんだけど、クラブとかクスリとかそっちに進むかと思いきや苦悩を乗り越える主人公
あとサン…
全映画の中で一番好きな映画。
公衆電話にかかってきた電話に出て、電話口で見ず知らずの人を励ます。
自分勝手な彼氏が格好つけて自殺しても眺めのいいところに埋めてあげる。
親友と死んだ彼氏が浮気してても…
自殺には色んなケースがあるけれど、この映画においては完全に自分勝手のそれで腹が立つ。「勇気を出せ」じゃねーんだわ。
残された音楽テープが重要アイテムっぽく出てきて劇中流れるけど、あんまそこの意図は…
これもこれでタイムカプセルというか、2000年前後のイギリス映画にしか出せない質感。
画面にまとわりついたダウナーの膜が少しだけ心地よかったりする。
解体する時のルックがええ、ティアドロップのサン…