まず、「デビルズ・バス」とは、鬱病の事らしい。
18世紀のオーストリアの山深い集落に、他所の村から若き女性が嫁いで来る。
しかし、その高揚感は、早くも結婚式当日から翳りを見せ始める。
地元とは違う慣…
それだけ死にたい女は多かった。
2時間あるけど、雰囲気いいし主演女優さんの演技も上手で一気に観てしまった。
ビジュアルからB級っぽさ(オカルト?因習村?)感じたけど全っっっ然違ってて、金かけて丁寧…
あらすじを読んで、因習村的な話なのかなと思ったらそんなことはなかった。
実話ベースの話で、舞台となる村の様子は現代人からしたら不気味に見えるけれど、当時はそこまでおかしなことでもなかったんだろうなと…
このレビューはネタバレを含みます
この監督コンビは、素朴な自然の風景を絵画的に切り取りつつ、そこに禍々しさを醸し出すことのできる名手だと思っていたけど、今作は18世紀オーストリアを舞台にした時代もの・因習ものということもあって、もう…
>>続きを読む巧みな予告編に吸い寄せられてきた観客共を全員谷底に突き落としてやるぞという気骨を感じさせる傑作!
極めて冒涜的なアンチクライストシネマでありながら、作品内に秘められた製作陣の怒りに釘付けになりました…
※あえてネタバレ表示にしませんが行空けて後半ネタバレします(長いよ!)
あらすじ↓
1750年、オーバーエスターライヒ(オーストリア西部)、信心深く虫や動物が好きな内気な女性、アグネスは実家から離…
集団に馴染めなくて、心が荒れる、
違和感とか不快さを丁寧に描いていて良かった。
村の人、全員、うっすらと限界に近づいてはいたと思う。
その中でも特に女性だけが追い詰められる日常の場面も多かったと思う…
このレビューはネタバレを含みます
全体的に暗めのトーンが、映画全体の不穏な印象をかき立てる。切り落とした指を子宝祈願のお守りにしたり、罪を犯した人間が死してなお晒されたりなど、奇妙な風習が目につくが、「そういうこともあったんだろうな…
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