悲しい歴史の話。
宗教と、村の因習と、救いとは何か…。
色んなことを見ながら考えてしまった。
ホラー映画だと思って見に行ったが、特に分かりやすいお化けみたいな怖い物は一切出てこない。
信心深い主人…
舞台は18世紀のオーストラリア(オーストリアの間違え)北部の古くからの因習が残るのとある村。
一人の女が幼い子供を突き落として殺し、
教会で懺悔の告白をし、その後、首を切り落とされて晒し者にされる。…
このレビューはネタバレを含みます
蛾と蝶「自殺は殺人よりも重い罪」
以下、エンドロールより
舞台は18世紀半ばのオーストリアの閉鎖的な村で、その時代自殺は最大の罪とされ、自殺者の魂は永遠の地獄に落ちると信じられていました。
しかし…
映画としては雰囲気も演出もかなり好きなのだけど、相当イヤでもある。もうずっと最悪。
途中までの内容は「嫁いだ先が閉鎖的な田舎で姑はウザいし、夫の問題で子供できないのに子無しを責められて辛いー」とい…
このレビューはネタバレを含みます
18世紀半ばのオーストリア。アグネスは近くの村に嫁ぐことになる。夫はすでに家を購入しており、ふたりでの生活が始まるが何かと義母が介入してくる。生活に馴染もうとするが村ごとの風習や伝統の違いに困惑する…
>>続きを読む抑圧された田舎の空気。がんじがらめになった生き辛さから逃れるためにできる唯一のこと。
自殺は罪だが殺人による死刑であれば赦しを得られるという奇妙な逆説的なロジックに囚われていくーー。
霧にむせぶ美し…
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