新座頭市 破れ!唐人剣の作品情報・感想・評価・動画配信

「新座頭市 破れ!唐人剣」に投稿された感想・評価

MASH

MASHの感想・評価

3.0
座頭市シリーズ第22作目かつ片腕必殺剣シリーズ第3作目という変わった位置付けの作品。座頭市の作品ではあるものの、ジミー・ウォング演じる王剛も主人公扱い。なので、殺陣とカンフーアクションを同時に楽しめるという、一粒で二度美味しい作品になっている。が、個人的にはなんだかうまく噛み合っていないように思えてしまった。面白いことには面白い。ただ僕の好みとは少し違ったかな

良かった点。もちろん座頭市の殺陣である。勝プロの作品ということもあり、今回もバイオレンス要素は強め。だが、いわゆる『子連れ狼』とかの派手なバイオレンスというよりは、あえて少し抑えめの描写によってよりバイオレンスさを際立たせている。例えば、座頭市が「聴こえねぇ耳ならいらねぇな」と言って敵の耳を削ぎ落としたり、敵が斬られて血しぶきが上がるのを障子ごしに映すなど、派手ではあるがどこかダークな印象。そしてそれが最高にかっこいい。ただ、なぜか大立ち回りは画面が霧がかかったような場所で行うので、若干見づらいのが気になった。

そしてジミー・ウォング。彼の作品を見たことがないのでなんとも言えないが、座頭市の殺陣のシーンと比べるとややクオリティが落ちているように感じる。製作陣はあまりカンフー映画を撮り慣れていなかったのだろうか。やたらカットが多く、何が起こっているのかが分かりにくい。座頭市の殺陣が異常に速いのに対して、王剛のアクションはややゆっくり。これはどちらが優れているとかそういう話ではなく、そもそも互いに魅せ方というものが違うというのはわかっているつもりだ。だが、同じ映画内でやっている以上、やはり少し気になってしまう。ただ、ラストの決闘シーンは二人のスピード感がうまく噛み合っていて、なかなか見応えたっぷりの戦いになっている。これを観るための映画といっても過言ではないだろう。

しかし、これは完全な好みの問題なのだが、ストーリーがちょっと微妙だった。なぜか。それはこの物語が登場人物たちの勘違いによって進んでいくからだ。王剛は座頭市が自分たちを売ったと勘違いをして、その誤解が解けぬがために二人は戦う羽目になる。確かにこれによって最後の「言葉が通じ合っていればな…」というセリフが効いてくるのだが、個人的にはもっとお互いの信条がぶつかり合うような戦いが見たかったのだ。誤解が解けないまま最終決戦になるため、その間なんだかずっとモヤモヤしてしまう。序盤の言葉が通じない二人がなんとかしてコミュニケーションを取ろうとする様子なんかは、言葉ではなく心で通じ合っていくという感じがして非常に良かった。どうせならそれをもっと生かして、勘違いなどではなく、互いの信条が故にどうしても戦わなくてはならない、みたいな状況を作って欲しかった。

そもそもこの作品はシリーズの中でも変わり種なので、いつもと違う座頭市と比べるのではなく、その違いを楽しむというのが正解なのだろう。アクションなどは僕も楽しめたが、全体的にはやっぱりいつもの座頭市だけが主人公の方が好きかなと。シリーズを観まくって、いつもの感じに飽きてしまった人には良い変わり種なのだろう。もっと座頭市を観ていけばこの良さも分かってくるのかもしれない。
食塩

食塩の感想・評価

4.2
めくらジョークとコントみたいな中国人と座頭市の会話がおもろい。へのいちの三人組がおもろい。

あんまが二人で揉み合う・めくらなのに見かける

飯を分け合う言葉の通じないふたり
「お前罪のない人を巻き込んだって本当か?それじゃあただですまねえよ」
「たまごがはいってる?入ってないじゃないか。だがこれはおいしい。」

身体的特徴をいじるとバッシング食らう世の中でこういうことはしたくても今は出来ないんだろうね。
レンタル鑑賞。
解りやすいストーリーに適度な収録時間で、これ位が丁度良くのんびり楽しめた!

ジミー・ウォング親分の有名な功夫映画『片腕ドラゴン』の前身キャラのシリーズ映画では3作目にあたるらしく、香港版のver.王剛勝利版も観たくなった~!
座頭市シリーズ第二十二作&片腕必殺剣 (獨臂刀)シリーズの第三作。
勝プロ製作だけあって、派手なアクションと凝りまくった映像が気持ちいい。だがドラマは重い。言葉が通じないためにわかりあえない座頭市(勝新太郎)と片腕ドラゴン王剛 (ジミー・ウォング)。クライマックスの誤解による斬り合いは哀しみに満ち満ちている。
と思ったけど、全ての元凶はクソガキだよな。クソガキが両親に控えろと言われているのに、風で飛ばされた凧を取りに南部藩の行列の前に出たのがいけない。そのせいで両親は殺され、助けた片腕ドラゴンはお尋ね者に。さらに負の連鎖で関係ない人たちも次々と巻き込まれて死んでいく。クソガキは反省も感謝も一切なし。だから座頭市と片腕ドラゴンが必死にこのクソガキを守ろうとしてもシラケてしまう。
でも本作は脚本は多少の難がありながらも、面白いことは面白い。座頭市と片腕ドラゴン、二人のヒーローの共演を観られただけで価値のある一本だ。
座頭市の剣捌きとジミーさんのカンフーとのスピードが全然かみ合ってなくて笑えてくる。ジミー・ウォングを最大限に活かせるのは監督ジミー・ウォング本人だけだ。
ゆん汰

ゆん汰の感想・評価

3.3
勝新太郎とジミー・ウォングの夢の対決!
『座頭市』の22作目であり『片腕必殺剣』の3作目という日本と香港の異色の共作映画。

香港ではエンディングが異なるらしく自分は日本版の方が無難で良かった。

言語の壁が敵との争いを生み、座頭市シリーズでもゴア描写は多め。
mescalero

mescaleroの感想・評価

3.5
日本代表🇯🇵勝新太郎

中国代表🇨🇳ジミー・ウォング

片腕シリーズが大好きでこの映画にたどり着いた。
最高最強のクロスオーバー(バットマンVSスーパーマンなんて目じゃない)

お互いハンディキャップを持ったもの同士の闘いというのがアツい。
ただ、この2人にとってのハンディキャップとは目が見えない、片腕がないというのは最早ハンディキャップではなく最大の武器であるのだなと。(空飛ぶギロチンの敵キャラの盲目設定は意味不明だったが…)

ストーリー全体はかなり分かりやすく単純でご都合主義な作りだが、2人が闘う理由なんて簡単でいい。

勝敗は2パターン用意されているらしいが、もちろん日本盤しか入手できなかったので座頭市勝利エンド。

不満点はもう少し2人が共闘するシーンなんかがあればキャラクターのすれ違いがより深く感じられたのではないかと思う。

そこ以外は最高でシビれる映画!!

先入観とか捨てて観てもらいたい作品。

#勝新太郎
#ジミーウォング
#BVS
中国大陸から日本にやって来た片腕必殺剣の若者が、侍たちに無礼討ちされそうだった唐人の子供を助けて、道すがら偶然一緒になった座頭市と行動をともにするが、ある誤解が生じて対立してしまう。
日中二大スター共演、両作品の世界観を共有しており『座頭市』の第22作目かつ『片腕必殺剣』第3作目とされる。
香港の実力派ジミー・ウォングが共演を快諾。ハンディキャップを持った身体障害者ヒーロー同士であるという点で、いずれはぶつかるべき必然的な対決。二大オリエンタルソードマンの激突ということもあり、海外アニキたちにも人気のある作品だ。
ストーリーは、両シリーズをリスペクトするあまり、いつも以上に御都合主義が目立つ作りとなっているが、両者が対立に至るまでキチンと段階を踏まえているし、わざわざ海の向こうから来てくれた人に、敬意を払いすぎることに越したことはない。
今回の座頭市は、交渉に応じないやくざの親分の耳を切断するなど、狂暴さに拍車がかかっている。数年後のテレビシリーズ化を前に、このあたりから徐々に徐々に暴力の化身となりつつあり、居合いだけではないグーパンも炸裂。
ジミー・ウォングも負けじと大陸の武術で侍たちをバタバタと倒していくが、香港仕込みの飛んで跳ねては、日本的な時代劇の撮り方だと、どうにも安っぽくなってしまう。ゴールデンハーベストやショーブラザーズのようなアクションを日本が撮ると、どうしても仮面ライダーっぽい絵面になって、それを生身の人間がやるとより間抜けに見える。
ふたりともにヒロインがいるが、片腕は少年漫画のような健全な関係なのに対して、座頭市は夜這いの関係。ここで、てんぷくトリオをおならで撃退する。
最終決戦でジミー氏が「ヅァトウィチー!」と叫ぶのだけど、座頭市は中国語だと「ザトウシー」っていう発音な気がするし(正確かどうかは知らない)、よくよく考えれば「市(いち)」は訓読みなので、けっこう日本語に寄せてくれている感じ。やさしい。
香港版のラストでは勝敗が違っているのだけど、そっちは同じ映画なのかってくらいショボくなっている。僕がみたのが正式なフィルムなのかはわからないし、どちらも最終的に両者絶命には至っていないという事で、ふたつの結末をみた上で、夢を壊さないよう受け手側で損託することとしたい。
座頭市あるある。樽のなかに入りがち。今回のは『鉄火旅』のよりもでかい。樽インフレ。
ハトコ

ハトコの感想・評価

3.5
ジミー・ウォングがミステリアスな片腕の武術家として登場。見せ場もたっぷり。おもしろかった!
aaaaa

aaaaaの感想・評価

4.0
座頭市と片腕ドラゴンが宿命の対決!
勝新太郎、ジミー・ウォング主演。

実は、初めて座頭市シリーズを見るんですが、味ありますねー! ビートたけしの座頭市とはちょっとレベルが違うw 勝新太郎の殺陣もすごいし、演技も素晴らしい。

そしてジミーさん! 思ったほどアクションシーンは多く無いけど、言葉が通じない上に分かり合えない座頭市と2人の関係が悲しい。2人ともいい奴なんですけどね...。
ラストは本当に切ないです...。

結構しょーもないギャグとか合間にあって、アイディア一杯だしこれぞ日本娯楽映画の真骨頂!というべき作品。
とりあえず、今の腐りきった日本映画関係者は、座頭市シリーズを100回見るべきだと思う!←

中華圏ではかつて座頭市の大ブームだったらしく、ジャッキー・チェンが「どこのチャンネル付けても、座頭市が放送されてた」と語っていました。
香港公開版は、実はオリジナルと違っていて、何と座頭市が負ける結末なんだとか!
ちなみに今作のヒット受けて、勝新太郎のニセモノとジミーさんのニセモノが戦う
「盲坊主対空飛ぶギロチン」なるトンデモ映画もあるみたいです...。
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