すべてがノスタルジック。
亡くなった妻の帽子を探して彷徨っている男の物語というのもノスタルジックだが、ちょっと寂れた伊東の観光地もとてもノスタルジック。
人が亡くなった寂しさは消えることはない。
…
強く感想が残る映画ではないが
深夜のちょっと気になる人とのカップラーメンの幸せとか、
これから何かが動き始めそうなドキドキとか、
そういう類のものが日常に潜んでいて、
それにときめいたり翻弄された…
微妙な空気感を埋めるものが煙草
紙煙草なのは灰になって終わるのがわかりやすいからか?
縮まらない距離でも離れない距離
ここが最高潮ハッピーの距離
そんな思いになった。
人生の中でも一瞬とも
赤い帽子…
ストーリーがめちゃくちゃ面白いとかっていうわけでもないんだけど画がすごく良くて最後まで見ちゃった。
邦画の「エモい」映画ってなんか恥ずかしくて見れなくなることがあるけど、これは演技が自然で良かった。…
前半が自暴自棄になっている現在、後半が幸福な過去になっているので、人間がいかに悲しい出来事に心を囚われやすいか、いくら幸せな出来事があったとしても悲しい出来事には敵わない、ということがありありと描か…
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