【第77回カンヌ映画祭 カンヌ・プレミア部門出品】
『描くべきか愛を交わすべきか』ラリユー兄弟監督作品。カンヌ映画祭カンヌ・プレミア部門に出品、セザール賞では主演男優賞(カリム・ルクルー)を受賞した…
あらすじ
ある日突然、ロルという名の若い女性は、生まれたばかりの赤ん坊「ジム」を引き取る。ロルはこの子の母親ではないが、誰よりも深くこの子を求め、母として育てる決意をする。しかし、ロル自身も過去の…
東京日仏学院 映画批評月間2025にて。
『ジムの物語』というタイトルとキービジュアルだけ見るとあまり惹かれず。監督のオンライントークのある回をスルーしてしまったら、周囲の評判がよく、慌ててまだギ…
相手に気持ちを伝えるタイミングとか手段って人それぞれだなと思って、それが最終的に噛み合って良かった。お互いにそこが噛み合わなくてすれ違ってしまうことって人生あるよね、と思ったりした。
エメリックが…
【それでも前へ進まねばならない】
第6回映画批評月間でやたらと評判の高いラリユー兄弟新作『ジムの物語』を観て来た。一見するとシネスイッチ銀座やヒューマントラストシネマ有楽町で上映されている何の変哲も…
ラリユー兄弟最高傑作。真の父性観について。備忘
・育て親ながら父親の役割を全霊で担う誠実な主人公の苦難と葛藤、希望をジュラの自然溢れる風景とともに描く現代的な作品
・運命を受容し人生を精一杯進めてい…
第6回映画批評月間にて。
最近特集されていたラリユー兄弟監督の新作。山や家族、音楽といったモチーフが入り、ラリユー作らしい。クスッと笑える要素もあるけれど、むしろ人間ドラマの方に重点が置かれ、ラス…
父の背を追い抜くことのありふれた感動が、実ところ思いもかけぬ出来事であることを涼しい顔で証明してしまったこの映画の罪深さを、心の底から喜びたい。
疲れ果て、倒れ込む体を誰かが抱きとめる、これもまたあ…
©DR