プロボクサーとして青春を駆け抜けた袴田さんは30歳で突然、逮捕された。無実の訴えは裁判所、そして世間からも黙殺された。そんな過酷な状況下でも、リングに上がり拳ひとつで闘った遠い記憶は、生き抜くための支えとなっていた。やがて袴田さんは獄中で、自らを「神」と名乗り始める。一方で、釈放され故郷・浜松に戻ってからもボクサーとしての記憶が袴田さんの足を思い出の地へと向かわせる。弟の無罪を信じて闘ってきた秀…
プロボクサーとして青春を駆け抜けた袴田さんは30歳で突然、逮捕された。無実の訴えは裁判所、そして世間からも黙殺された。そんな過酷な状況下でも、リングに上がり拳ひとつで闘った遠い記憶は、生き抜くための支えとなっていた。やがて袴田さんは獄中で、自らを「神」と名乗り始める。一方で、釈放され故郷・浜松に戻ってからもボクサーとしての記憶が袴田さんの足を思い出の地へと向かわせる。弟の無罪を信じて闘ってきた秀子さんは、そんな巖さんを明るく見守り、「この映画は、笑ってるとこでも泣いてるとこでも、私は真実のものを伝えてくれればいいと思ってます」と語る。生きて歩く死刑囚——。その存在は、権力によって覆い隠されてきた「死刑」という刑罰の残酷さを、白日のもとに晒す。そして、時に人の理解を超えた袴田さんの言動が意味するものとは何なのか。映画は、やがて一つの答えにたどり着く。
神に倣う人は、その生き方によって周りを変えていく。熊本裁判官も、弁護士も、ボクシング界の支援者も、ジャーナリストも、そして笠井監督も、袴田さんが目指す「新しい世界の改革」の伴走者である。洗礼名の聖パ…
>>続きを読む巌に効くのは
「自由」でいること。
だから精神科にもかからない、、
思わず
涙が出ました
秀子さん(姉)の想い
弁護団を始めとする
支援者たちの力!
まずは
監督が
この映画を撮ることができた事に…
昨年末見逃した作品を。本作品はとにかく秀子さんの明るさに救われます。
死刑への恐怖から精神の均衡か崩れた袴田さんを、何をするでもなく優しく見守る秀子さん。検察や袴田さんの運命に対しても恨みを言う訳で…
これは神様になった不死鳥のストーリー。
ショーシャンクと違い、静かで重いカタルシスあり。
軽口をたたくと。
おかしなお爺ちゃんのドキュメンタリー。
袴田さんの奇行、夢想、無表情。
47…
2024年劇場鑑賞134本目
逮捕されてから無罪確定まで58年…
私の人生とほぼ同じ時間…
人が人を裁く、そして死刑の問題…
これから裁く方へ行かれる若い方達には絶対見て欲しい映画かと。。。
…
🎬2024年劇場鑑賞130本目🎬
1966年6月30日に起きた殺人事件の犯人として捕らえられ死刑判決を受けた袴田巌さんに、今年、2024年9月26日、無罪判決が出た。
半世紀以上にもわたる出来事…
(C)Rain field Production