守銭奴(?)がフレーム外に消え、二人の男が尾行していく3カットのフィックスが秀逸。彼は現場から離れて家に逃げていくが、背後に迫る危険に気付いていない。観客だけにサスペンスの優越性が明け渡されている。…
>>続きを読む老人がマダムをひったおして金を奪う
それが全ての始まりだったと、ラストシーンの相討ち、火事を見て思う。
男二人の寝床にいたお婆さんを追い出すのは、まさに二人で相討ちするためで、火事を起こすため。
新…
素晴らしいノワール劇
追いかける者、追いかけられる者と一つの画面に二つの運動が敷かれ、あの殺害シーンでそれは交差する。その瞬間の速さが凄い!
そして終盤の観客だけに提示される次なる危機の予感。お手本…
翌年の『封印された部屋』『淋しい別荘』などにある奥行き、パースを意識した移動がみられる。金を懐に逃げる老人・尾行する男たちのそれぞれが辻へ引っ込んだり顔を出したりしながらほぼ正面へ向かっての移動は視…
>>続きを読むこれは面白い。拳銃の見せ方が良いと思っていると、そこから殺し合いと火事に至るまでが全て1ショット内に収められている喜びと驚き。"正当な長回しショット"とでも呼ぶべきものを1908年の時点で撮っている…
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