これは良く出来たスリラー。云わば前年(1912年)のグリフィス『見えざる敵』を換骨奪胎した(シンプル化した部分と発展させた部分の両方がある)作品と云っていいのではないだろうか。まず、本作は映画史上…
>>続きを読む最初期のサスペンス作品。初めてスプリットスクリーンが映画上で使われた作品らしい。それ以外も当時としては斬新なアイディアが惜しみなくバチバチ放り込まれていて、とってもアバンギャルド。
夫は仕事中、召…
記録
クロスカッティングではなく、三角形のスプリットスクリーンで3者を同一画面上に提示するという発想。
キャメラのポジション、構図が尽く天才的。素晴らしい感覚。
映画史は白い歴史であると同時に…
めっちゃくちゃ面白い。夫が帰るまでの追走劇がほとんど同時並行のサスペンスになっててそんなんアリかよと驚く(サイドミラーで距離を見せる効率性!)
夫が着くでなく銃声で悪党が逃げるスラップスティック、こ…
使用人が鍵穴越しにロイス・ウェバーを覗き込むショットから既にサスペンスが展開され、鍵穴の形を模したかのような画面分割で3つの地点の様子も描いてしまう。使用人が部屋にいる場面から窓が開けられているのか…
>>続きを読む10分でこのアイデア量には感嘆する。有名な階段を上がってくるショットも素晴らしいが、なんの意味もなく車に轢かれる男が最高。話になんの意味も与えない、ただ「突然轢かれるのは面白い」という思想だけがある…
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