敵は己。
敵に亡霊が集まってくる。
モノクロの画面に長塚京三さんのたるみ皺がボヤける。
フランス文学教授の隠居生活は、質素だが手料理する食生活。
焼鳥串も、買ってきたものではなく、レバーの下処理し…
謎の敵に少しずつ襲われていく話かと思ってたら、ちょっと違いました。
モノクロ映像が、元教授の品位を引き立ててるなと感じた。
中盤から死んだ妻が現れだし、後半はどこまでが夢か現実か。
ラストもよくわか…
タイトルである"敵"がなん
だったのか
前半は妻に先立たれた70代の
男性の丁寧な一人暮らしが描かれる
特に食事の支度をするシーン、
この年代の人は妻がいる時は
全部やってもらっていたって
勝手…
美学でかっこつける人と下心でかっこつける人がいると思っていて、前者は大好きなので主人公も前者かと思い尻尾振って見ていたらゴリゴリに後者で尻尾⤵️⤵️ってなっちゃった、そもそもみんな下心ごりごりなのか…
>>続きを読む見終わってから全てがつながりジワリくるタイプ。
最近の邦画では素晴らしい。
ムダを排した脚本と描写。
もちろん長塚京三は文句なし。
久しぶりに原作を読んでみたくなった。
モノクロという選択もハマった…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA