元大学教授で穏やかな余生を送る77歳の渡辺儀助が、ある日突然パソコン画面に表示された「敵がやって来る」という不可解なメッセージをきっかけに、現実と幻想の狭間で境界が崩れていく様子を静謐に描いた、吉田…
>>続きを読むワクワクしながら見たが、実際はそれほど盛り上がれなかった。
しかし老いに対する不安は他人事ではないので、鑑賞中映画に対する気持ちが離れることはなかった。
立場、性に依る振る舞いがステレオタイプになっ…
人生の終盤に差し掛かると、だんだんと自分が自分自身の手に負えなくなっていく。
それはある意味では、悪夢に近いのかもしれない。またそれは、死よりも恐ろしいことなのかもしれない。
人生をいかに見切るか…
清廉潔白に生きてきたつもりでも、小さな罪悪感が晩年にこれほど悪夢を増大させるとかヤバすぎる
罪悪感が画面上に亡霊のように現れる時、その表情は薄ら笑いを浮かべていて、冷たく、最悪だった
男はちんぽ…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA