〜理想的 終活(Last Days)〜
知的で素敵なインテリジェンス
悠々自適とはいかないが
丁寧に過ごす快適生活
不穏なメールは危機呼ぶ魔笛か
老境に迫る「敵」とは何か?
それは突然やってくると…
長塚京三さんって、この映画が話題になるまで名前と顔が一致していなかった。その割になんかよく見た顔なんだよなーと思ったら、「ナースのお仕事」に出てたのね、ナルホド。
原作未読だけど、長塚さんはおそら…
夢と現実の境界線がわからなくなり観ている側の方も翻弄される。
長塚圭三演技がすごい。
第37回東京国際映画祭にて主演男優賞受賞。
その存在感、まるで日常を見せられているような自然な動きや佇まい。
名…
観る前になんとなくこうだろうな、と思っていたものを遥かに越える作品だった..!
敵(=寿命、死)みたいな作り方は割とストレートだけど、敵への不安が個人の中でどう増殖するか、そしてそれがどう個人を侵…
渡辺の家を訪れる人はみな色気がある。
規則正しい生活を送る。定時に起きて、朝ごはんを食べて仕事をして。
たまに予期せぬ人が家に訪れてきたり、煩わしいメールが届く。
貯金残高から残りの余生を計算す…
敵とはなんなのか、、、
モノクロの描写に
何気ない素朴な日常
迫り来る見えない敵
なんとも不気味な作品でした。
フランス文学の権威と称される大学教授のいきすぎた妄想話を長い間見せられている感じで…
折目ただしく独居自炊の日々をおくる元フランス文学教授。知性と気品ある老紳士とて敵には抗えないのか。
欲望と幻惑の描きかたが「8 1/2」に似ていると思った。背後には人間の時間という主題が控えてい…
まだ理解したつもりにはなりたくない気持ちはありますね。
この主人公の年齢に至るまで20数年はあるので、老境というものになってみないと分からない面もある映画だと思います。
…
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA