『幸せの列車に乗せられた少年』(2024)
原題:Il Treno dei Bambini
1940年代後半のイタリアで、1人の母親が苦渋の決断を下す。貧しさとは無縁の新しい生活を少しでも送ってほ…
イタリアの中でも南北でこんなに貧富の差があっただなんて。
我が子を列車に乗せるのは苦渋の選択だっただろう。
生みのお母さんは確かに愛情があった。あったから列車に乗せて、最後は迎えに行かなかった。生き…
幸せの列車というのは比喩かと思いきや、実際に呼称されていたらしい。
イタリアの南北間の貧富の差も知識になかったので、始めて存在を知れて良い機会だった。
「私たちの敵は(敵軍ではなく)空腹」という言…
久しぶりの解釈によっていろんな感情が湧き出てくる作品だ。
0.01㍉の薄さで語ると
戦争の悲劇が貧困を生み出して、親子の関係性を破断させた。
しかし、破断したように見せかけて、実は母親は息子の帰…
良かった。とてもリアルだった。
南北の貧困、格差。でも子供は置かれた環境でしっかり友達を作って楽しんでいて、未来を考えた時に貧困や教育のなさは直接的に響くけれど、その日を生きることが目的なら、ただ母…